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【60代ヘルスケア】夏に起こる肌のかゆみや湿疹を防ぐには?原因といますぐ始められるセルフケア2選をご紹介!【薬剤師監修】

夏の肌トラブルを防ぐ&和らげる!毎日のセルフケア2選

夏の肌トラブルを防ぐ&和らげる!毎日のセルフケアを紹介

では、どうすれば夏のつらい肌トラブルを予防し、起きてしまった症状を和らげることができるのでしょうか。毎日の生活のなかで少し意識するだけで実践できるセルフケアをご紹介します。

【1】汗を上手にコントロールする

夏の肌トラブル対策では、汗を上手にコントロールすることが大切です。以下のようなポイントを押さえて、汗による肌への刺激を軽減しましょう。

こまめに拭き取る
汗をかいたら、そのまま放置しないことが大切です。乾いたタオルでゴシゴシこするのではなく、水で濡らして固く絞った柔らかいタオルや、肌に優しい汗拭きシートなどで、優しく押さえるように汗を拭き取りましょう。こすりすぎは肌への刺激になります。

 シャワーで洗い流す
外出から帰宅した際や、とくにたくさん汗をかいた後は、早めにシャワーを浴びて汗や汚れを洗い流すのが理想的です。ただし、石鹸やボディソープを使いすぎると、肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を助長することがあります。洗浄力のマイルドなものを選び、からだの汚れやすい部分を中心に、必要なときだけ使用するようにしましょう。

 通気性の良い衣類を選ぶ
肌着や衣類は、吸湿性・速乾性に優れた綿や麻、シルクといった天然素材や、高機能な化学繊維(クール素材など)を選びましょう。汗がこもりにくく、肌をドライな状態に保つことができます。また、締め付けの強いデザインは汗がたまりやすく、摩擦も起きやすいため、ゆったりとした風通しの良いデザインがおすすめです。

【2】スキンケアは「清潔」と「保湿」を重点的に

スキンケアでは、肌を清潔に保ち、過度に刺激しないよう優しく行うことが大切です。

優しく洗う
洗顔料やボディソープは、洗浄力が強すぎるものは避け、肌と同じ弱酸性のものや、敏感肌用のものを選ぶと良いでしょう。洗う際は、たっぷりと泡立て、泡で肌を包み込むように優しく洗います。

ナイロンタオルなどでゴシゴシこするのは、肌のバリア機能を壊してしまうため絶対に避けましょう。すすぎ残しがないよう、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。

しっかり保湿する
洗顔後や入浴後は、肌の水分が蒸発しやすいため、できるだけ速やかに保湿ケアを行いましょう。まずは化粧水でたっぷりと水分を補給し、その後、乳液やクリーム、あるいは刺激の少ないワセリンなどで、水分が逃げないようにしっかりと蓋をします。

 夏場はベタつきが気になるかもしれませんが、保湿を怠るとかえって乾燥が進み、肌トラブルを招きます。さっぱりとした使用感のジェルタイプやローションタイプの保湿剤を選ぶなど、自分の肌に合ったものを見つけましょう。

 かゆみがあっても掻かない
かゆいと無意識に掻いてしまいがちですが、掻くことで肌を傷つけ、バリア機能がさらに低下し、炎症が悪化するという悪循環に陥ります。かゆみを感じたら、冷たい水で濡らしたタオルや保冷剤をタオルで包んだもので冷やすと、一時的にかゆみが和らぎます。

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この記事を書いた人

碇 純子さん

薬剤師 碇 純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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