夏バテには漢方薬もおすすめ
セルフケアを実践しても、なかなか夏バテの症状が改善しない、あるいはもっと積極的に体質から改善したいという方には、漢方薬も有効な選択肢のひとつです。
暑さや湿気といった外部環境の影響を受けたり、大量の汗とともにエネルギーを消耗してしまったり、胃腸の働きが低下したりすると、夏バテを生じると考えられています。
これらの状態を改善するために、個々の体力や症状、体質に合わせて漢方薬が処方されます。代表的な漢方薬には以下のようなものがあります。
夏バテにおすすめの漢方薬
● 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きを高め、エネルギーである「気(き)」を補う代表的な漢方薬です。「医王湯(いおうとう)」とも呼ばれ、食欲不振、元気がない、疲れやすい、夏痩せ、寝汗などの症状に用いられます。
● 清暑益気湯(せいしょえっきとう)
その名の通り、夏の暑さによって消耗したエネルギーである「気」を補い、からだの熱を冷ます働きがあります。夏バテによる著しい体力低下、食欲不振、口の渇き、多汗、軟便・下痢などの症状に適しています。
● 生脈散(しょうみゃくさん)
汗をかきすぎて、エネルギーである「気」と「陰(うるおい)」が消耗し、心肺機能が低下した状態に使われます。息切れ、動悸、からだのほてり、口の渇き、多汗などの症状がある場合によいでしょう。
これらの漢方薬はあくまで一例です。漢方治療では、一人ひとりの体質や症状を細かく診て、最適な処方を選びます。自己判断せず、必ず医師や薬剤師、登録販売者などの専門家に相談し、自分に合った漢方薬を選ぶようにしましょう。
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