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【60代の夏バテ】夏の「ぐったり感」をなんとかしたい!夏バテの原因といますぐできるセルフケア2選を大公開!【薬剤師監修】

夏バテに負けない!今日からできるセルフケア2選

夏バテに負けない!今日からできるセルフケアを紹介

それでは、どのようにすれば夏バテを防ぎ、元気に夏を乗り切ることができるのでしょうか。毎日の生活のなかで少し意識するだけで実践できるセルフケアをご紹介します。

【1】バランスのとれた食事でエネルギー&潤い補給

夏バテ対策の基本は、バランスの取れた食事でエネルギーとからだの潤いをしっかり補給することです。

消化しやすく栄養価の高いものを摂取する
胃腸に負担をかけず、効率よく栄養を摂ることが重要です。おかゆや雑炊、消化のよいうどん、良質なたんぱく質が摂れる豆腐や白身魚、鶏のささみ、卵などがおすすめです。すりおろした山芋なども、滋養強壮効果が期待でき、食欲がないときでも食べやすいでしょう。

水分・ミネラルをこまめに補給する
のどが渇いたと感じる前に、少量ずつ頻繁に水分を補給する習慣をつけましょう。水やお茶だけでなく、汗で失われるミネラルも補給できる味噌汁や梅干し、スポーツドリンク、経口補水液なども上手に活用しましょう。ただし、冷たい飲み物のがぶ飲みは胃腸を冷やし、かえって体調を崩す原因になります。常温か、少し冷たい程度のものを選びましょう。

旬の夏野菜を上手に活用する
きゅうり、トマト、ナス、冬瓜、ゴーヤなどの夏野菜には、からだの余分な熱を冷ます働きがあります。ただし、もともと冷えやすい体質の方や、冷房の効いた室内にいることが多い方は、摂りすぎるとからだを冷やしすぎてしまうことも。

 その場合は、スープや煮物など加熱調理にする、生姜やネギ、ミョウガなどのからだを温める香味野菜と組み合わせる工夫をするといいでしょう。

【2】生活リズムと環境を整える

規則正しい生活と快適な環境づくりも、夏バテ予防には欠かせません。

質の高い睡眠を確保する
寝苦しい夏の夜でも快適に眠れるよう、寝室の温度・湿度を適切に調整しましょう。エアコンや扇風機を上手に使い、室温は28℃前後、湿度は5060%程度を目安に。通気性のよい麻や綿素材の寝具を選ぶのも効果的です。また、寝る前のスマートフォン操作は交感神経を刺激し、寝つきを悪くするので避け、リラックスできる環境を作ることが大切です。 

冷房を上手に活用する
暑いからといって冷房を効かせすぎるのは禁物です。屋外との温度差が大きいと自律神経が乱れやすくなり、かえって体調を崩す原因になります。

 冷房の設定温度は、外気温との差が5℃以内を目安にし、冷風が直接からだに当たらないように風向きを調整しましょう。長時間冷房の効いた室内にいる場合は、薄手のカーディガンを羽織ったり、靴下を履いたりして、首元や足首などを冷えから守る工夫も大切です。

入浴でリフレッシュする
夏はシャワーだけで済ませてしまいがちですが、ぜひ湯船に浸かる習慣をつけましょう。3840℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血行が促進され、自律神経のバランスが整い、疲労回復や質の高い睡眠にもつながります。

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この記事を書いた人

碇 純子さん

薬剤師 碇 純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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