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【60代目のかすみ対策】「ぼやける」「見えにくい」はなぜ起こる?原因と解消法4選をご紹介!【薬剤師が解説】

今日からできる!目をいたわるセルフケア4選

目をいたわるセルフケアを紹介

目の病気がない場合でも、日々の生活習慣を見直すことで、目のかすみや疲れを軽減し、目の健康を維持することができます。いますぐできるセルフケアを取り入れてみましょう。

【1】目を休ませるように心がける

スマートフォンやパソコン、読書など、近くを見る作業を続ける場合は、1時間ごとに10分程度の休憩をとりましょう。遠くの景色を眺めたり、目を閉じたりして、目を休ませてあげてください。画面に集中していると、まばたきの回数が減りがちです。意識してまばたきの回数を増やすことで、涙を行き渡らせ、目の乾燥を防ぎましょう。

目が疲れていると感じるときは、蒸しタオルなどで目の周りを温めると血行が促進されるだけでなく、リラックス効果を得ることができます。目が充血している場合は、冷たいタオルで軽く冷やすと楽になることもあります。

【2】目の体操・マッサージを日常的に行う

目の周りの筋肉をほぐすために、眼球をゆっくり上下、左右、斜め、ぐるりと回す運動を取り入れてみましょう。

また、眉頭の下のくぼみや、こめかみなどを、指の腹で優しく押してマッサージするのも血行促進に役立ちます。ただし、眼球自体を直接強く押さないように注意してください。

【3】目に優しい生活環境を整える

パソコンやスマートフォンを使う際は、画面から適度な距離(40cm以上)を保ち、画面の明るさも明るすぎず暗すぎないように調整しましょう。
ブルーライトカット機能のある眼鏡や画面フィルムを活用する、夜間の長時間の使用を控えるなどの対策も有効です。

エアコン使用時は、部屋が乾燥しやすくなります。加湿器などを利用して、適度な湿度(40~60%程度)を保ちましょう。

【4】目にいい栄養を摂る

目の健康維持には、バランスの取れた食事が基本です。そのうえで、以下のような栄養素を意識的に摂ることもおすすめです。

ビタミンA
目の粘膜を健康に保ちます。
(多く含む食品:ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草、レバーなど)

ルテイン・ゼアキサンチン
網膜を紫外線やブルーライトから守る働きがあります。
(多く含む食品:ほうれん草、ケール、ブロッコリー、パプリカなど)

ビタミンC・E
強力な抗酸化作用で、目の老化を防ぐ助けになります。
(ビタミンC:果物、野菜 / ビタミンE:ナッツ類、植物油など)

アントシアニン
目の疲労回復をサポートするといわれています。
(多く含む食品:ブルーベリー、カシス、ナス、黒豆など)

亜鉛
視機能の維持に重要なミネラルです。
(多く含む食品:牡蠣、レバー、牛肉、チーズなど)

DHA・EPA
血流を改善し、網膜の健康維持に役立ちます。
(多く含む食品:サバ、イワシ、サンマなどの青魚) 

特定の食品に偏るのではなく、様々な食品を組み合わせ、バランスの良い食事を心がけることが最も大切です。

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この記事を書いた人

碇 純子さん

薬剤師 碇 純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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