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【60代カルチャー】心を揺さぶる作品がいっぱい!60代こそ女性劇作家が面白い理由とは?【好奇心の扉・前編】

『ロミオとジュリエット』を取り⼊れた少⼥マンガ

『ジュリエットの海』(『夢みる頃をすぎても』収蔵)

『ジュリエットの海』(『夢みる頃をすぎても』収蔵)

⼩学館文庫¥639
哲郎と透は幼なじみ。中学校の文化祭では、それぞれロミオとジュリエットを演じることになる。しかし、透も哲郎も時を置いて転校することになり、ふたりは離れ離れになってしまう。/1983年『別冊少女コミック』に掲載。

『つらいぜ!ボクちゃん』

『つらいぜ!ボクちゃん』

⼩学館eコミックストア¥484
高校生・田島望は「ボク」が一人称。文化祭に上演される『ロミオとジュリエット』では従者役だったが、本番3日前にロミオ役の男子生徒が怪我をして、急遽代役を務めることに。/1974年から『少女コミック』に連載。

名作が無料で読める日本劇作家協会の戯曲デジタルアーカイブ

「ひとりでも多くの方に、末永く戯曲を味わってほしい、また適切な方法で演劇作品として上演してもらいたい」と、日本劇作家協会が運営しているサイト。2021年にスタートし、現在1000本以上のタイトルを掲載している。すべて無料で公開され、初演時のキャスト・スタッフの情報も記載されている。なお、今回紹介した『鯨よ!私の手に乗れ』(渡辺えり作)、『蜜柑とユウウツ-茨木のり子異聞-』(長田育恵作)も、読むことができる。
https://playtextdigitalarchive.com

取材協力/出雲まろう イラスト/大山奈歩 構成・文/杉村道子

※素敵なあの人2025年6月号「フェミニズムの視点が物語を豊かにする!素敵世代にとって女性劇作家が面白い理由」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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お話を聞いたのは

米谷郁子先生

昭和女子大学教授、バーミンガム大学大学院博士 米谷郁子先生

専門は英文学、およびその後世における校訂・受容・翻案研究。著書に、『愛の技法』『読むことのクィア』(以上、中央大学出版部、共著)、『今を生きるシェイクスピア―アダプテーションと文化理解からの入門』(研究社、編著)など。
「『女性劇作家』といった女性であることのみにアイデンティティを集約してしまう表現には抵抗感もあります。けれども同時に、ここ数十年の日本社会において、女性の劇作家たちが拓いてきた道がたしかにあるということも忘れてはいけません」

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