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【60代もの忘れ対策】「あれ、なんだっけ?」が増えてきたらどうする?原因と今日からできる対策3選をチェック!【薬剤師が解説】

今日からできる!脳を元気にする生活習慣3選

今日からできる!脳を元気にする生活習慣

もの忘れの原因がわかったら、次はその対策です。日常生活のなかで少し意識を変えるだけで、脳を活性化させ、もの忘れの予防・改善につなげられる習慣がたくさんあります。楽しみながら続けられることを見つけてみましょう。

【1】脳を使う習慣を楽しく続ける

脳は使わないと衰えやすくなります。以下のような新しい刺激を与え、積極的に使うことが大切です。

新しい挑戦を始めてみる
 語学の勉強、楽器の演奏、絵画、パソコン教室など、少し難しいと感じることや、興味のあることに挑戦してみましょう。

指先を使ってみる
 料理、編み物、園芸、折り紙、ピアノの演奏などは、指先を細かく使うため、脳のよい刺激になります。

頭の体操を習慣づける
新聞や本を声に出して読む(音読)、簡単な計算問題、クロスワードパズル、将棋や囲碁なども脳のトレーニングになります。

思い出す習慣をつける
日記を書く、昔の写真を見て当時を思い出す、家族や友人と昔話をするなど、「思い出す」作業も記憶力を鍛えます。

コミュニケーションを積極的にとる
人と会って会話を楽しみましょう。相手の話を聞き、自分の考えを話すことは、脳のさまざまな機能を活性化させます。地域のサークルやボランティア活動への参加もよい刺激になります。

【2】脳によい食事を意識する

脳の健康は、毎日の食事によっても支えられています。特定の食品ばかりでなく、バランスよく主食(ごはん、パン、麺類)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜、きのこ、海藻類)を揃えた食事を心がけましょう。

積極的に摂りたい食材

青魚(サバ、イワシ、サンマなど) DHAEPAが豊富で、脳の働きをサポートします。

・緑黄色野菜・果物(ほうれん草、ブロッコリー、ベリー類など): 抗酸化作用があり、脳細胞を守ります。

・大豆製品(豆腐、納豆など): 記憶力に関わるレシチンが含まれます。

・ナッツ類(くるみ、アーモンドなど): ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があります。

【3】質の高い睡眠で脳を休ませる

睡眠は、脳が休息し、記憶を整理・定着させるための大切な時間です。毎日なるべく同じ時間に寝起きする習慣をつけ、睡眠リズムを整えましょう。

また、就寝1時間前からは、スマートフォンやパソコンの画面を見るのを避け、読書や音楽鑑賞、軽いストレッチなどでリラックスする時間を作りましょう。カフェインやアルコールも就寝前は控えます。

寝室の温度や湿度、光、音などを自分にとって快適な状態に整えることも、質の高い睡眠につながります。

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この記事を書いた人

碇 純子さん

薬剤師 碇 純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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