今日からできる!脳を元気にする生活習慣3選
もの忘れの原因がわかったら、次はその対策です。日常生活のなかで少し意識を変えるだけで、脳を活性化させ、もの忘れの予防・改善につなげられる習慣がたくさんあります。楽しみながら続けられることを見つけてみましょう。
【1】脳を使う習慣を楽しく続ける
脳は使わないと衰えやすくなります。以下のような新しい刺激を与え、積極的に使うことが大切です。
新しい挑戦を始めてみる
語学の勉強、楽器の演奏、絵画、パソコン教室など、少し難しいと感じることや、興味のあることに挑戦してみましょう。
指先を使ってみる
料理、編み物、園芸、折り紙、ピアノの演奏などは、指先を細かく使うため、脳のよい刺激になります。
頭の体操を習慣づける
新聞や本を声に出して読む(音読)、簡単な計算問題、クロスワードパズル、将棋や囲碁なども脳のトレーニングになります。
思い出す習慣をつける
日記を書く、昔の写真を見て当時を思い出す、家族や友人と昔話をするなど、「思い出す」作業も記憶力を鍛えます。
コミュニケーションを積極的にとる
人と会って会話を楽しみましょう。相手の話を聞き、自分の考えを話すことは、脳のさまざまな機能を活性化させます。地域のサークルやボランティア活動への参加もよい刺激になります。
【2】脳によい食事を意識する
脳の健康は、毎日の食事によっても支えられています。特定の食品ばかりでなく、バランスよく主食(ごはん、パン、麺類)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜、きのこ、海藻類)を揃えた食事を心がけましょう。
積極的に摂りたい食材
・ 青魚(サバ、イワシ、サンマなど): DHAやEPAが豊富で、脳の働きをサポートします。
・緑黄色野菜・果物(ほうれん草、ブロッコリー、ベリー類など): 抗酸化作用があり、脳細胞を守ります。
・大豆製品(豆腐、納豆など): 記憶力に関わるレシチンが含まれます。
・ナッツ類(くるみ、アーモンドなど): ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があります。
【3】質の高い睡眠で脳を休ませる
睡眠は、脳が休息し、記憶を整理・定着させるための大切な時間です。毎日なるべく同じ時間に寝起きする習慣をつけ、睡眠リズムを整えましょう。
また、就寝1時間前からは、スマートフォンやパソコンの画面を見るのを避け、読書や音楽鑑賞、軽いストレッチなどでリラックスする時間を作りましょう。カフェインやアルコールも就寝前は控えます。
寝室の温度や湿度、光、音などを自分にとって快適な状態に整えることも、質の高い睡眠につながります。