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【60代ヘルスケア】老化の始まりは「股関節」から!「股関節」の筋肉を鍛えていつまでもアクティブに動ける体に!【股関節エクササイズvol.3】
【2】脚の重みと回転で不安定な状態を作る「レッグサークル」
同じく「安定する力」を鍛えるトレーニング。持ち上げる脚の位置が低いほど難しく、位置が高いほど難易度は下がります。膝は曲がっていてOK。
あおむけになって片脚を回す
あおむけになり、両腕は広げて床につける。左脚を持ち上げ、大きな横長の楕円を描くイメージで付け根からぐるぐると20回ほど回す(このとき左膝は曲がっていてOK)。むずかしい場合は、円の大きさを小さくするとやりやすい。反対側も同様に行う。
【3】不安定な状態で脚をすべらせ「動かす力」を鍛える「スライディングスタンドアップ」
「動かす力」を鍛えるトレーニング。フローリングなど適度にすべりやすい床の上で行って。前に出した脚側のお尻の筋肉を使うことを意識しましょう。
片脚を後ろに大きく引き、腰を沈める
壁を右にして立つ。タオルを折って床に置き、その上に左脚をのせて立つ。右手を壁につき、タオルと一緒に左脚を後ろに滑らせ、腰を沈める。このとき、右膝は90度を目安に立てる。
後ろ脚を引き寄せながら立ち上がる
スライドするイメージで左脚を前に引き寄せ、右膝を伸ばして立ち上がる。これを10〜15回繰り返す。反対側も同様に行う。
トップス¥13,970、ボトムス¥15,950/ともにチャコット
撮影/中林 香 ヘア&メイク/中島由起子 モデル/藤井やよい イラスト/はまだなぎさ 文/平井薫子
※素敵なあの人2025年5月号「よく動く股関節エクササイズ」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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教えてくれたのは
米国スポーツ医学会認定運動生理学士 中野ジェームズ修一さん
東京神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」の技術責任者。「フィジカルトレーナー」の第一人者。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。『すごい股関節 柔らかさ・なめらかさ・動かしやすさをつくる』(日経BP)など著書多数。