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【60代ヘルスケア】老けない体を目指すなら「股関節」の筋力バランスが大事!股関節の筋力・柔軟性のバランスを整えるエクササイズ!【股関節エクササイズvol.1】
じつは重要な役割を担っている股関節。放っておくと老化が進み、当たり前にできていたことが急にできなくなってしまうこともあります。プレ股関節エクササイズで股関節の状態を確認するとともに、股関節を動かす土台作りができたら、次は股関節エクササイズvol.1で股関節の筋力と柔軟性のバランスを整えていきましょう!
動きやすい股関節にするために必要な3ステップ
まずは自分の股関節の状態を把握してから、下記の3ステップで股関節を鍛えていきます。順番を間違えると股関節を痛めることにもなりかねないため、必ずスムーズにできるようになってから次のステップへ移って。また、無理をせず自分のペースで行いましょう。
- 【前準備】自分の股関節の状態を把握
- 【ステップ1】股関節の筋力・柔軟性のバランスを整える ←今回はこちらのステップ!
- 【ステップ2】股関節の可動域を広げる
- 【ステップ3】股関節の筋肉を鍛える
まずは筋肉のアンバランスさを解消する!股関節の柔軟性・筋力のバランスを整える
股関節に関わる筋肉はたくさんあり、かつ人には動きのくせがあるため、筋肉のアンバランスさは人それぞれ。アンバランスとは、かたい筋肉とやわらかい筋肉が混在している状態です。まずはバランスが悪い場所を見極め、それを整えるところからはじめます。
股関節 6 方向ストレッチ
可動域を確かめ状態を把握する
股関節が傾けられる6方向には、動かせる角度(可動域)の目安があり、それに達していれば柔軟性・ 筋力のバランスがいいということ。違和感があれば、その動きをストレッチとして行って。
片脚を内側に傾ける
両脚で立ち、右脚を伸ばしたまま左側に傾ける(左右の脚をクロスさせるイメージ)。傾ける角度は20度が目安。反対側も同様に行う。骨盤が傾かないように注意。
片膝を上げて外側に傾ける
両脚で立ち、右膝を持ち上げ、そのまま膝を軸にして膝から下を右側に傾ける。傾ける角度は45度が目安。反対側も同様に行う。
片膝を上げて内側に傾ける
両脚で立ち、右膝を持ち上げ、そのまま膝を軸にして膝から下を左側に傾ける。傾ける角度は45度が目安。反対側も同様に行う。
教えてくれたのは
米国スポーツ医学会認定運動生理学士 中野ジェームズ修一さん
東京神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」の技術責任者。「フィジカルトレーナー」の第一人者。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。『すごい股関節 柔らかさ・なめらかさ・動かしやすさをつくる』(日経BP)など著書多数。