よく歩ける足はスネが前傾します!
「動脈は、心臓のポンプを通して自然と血液が循環します。しかし、下半身の静脈の血液は、ふくらはぎを動かさなくては循環しません。だから、よく歩いて、血液を押し上げましょう。
そして、よく歩くためには、スネをしっかりと前方向に傾けることができる、アキレス腱の柔軟性が肝心です。アキレス腱がかたいと、ふくらはぎの筋肉もスムーズに伸びてくれません」と長﨑先生。
アキレス腱が充分に伸びず、スネが前傾できないと、歩くだけで足首や足裏に負担がかかり、さまざまな足トラブルの原因となります。
「人間は二足歩行です。そのため、ただ立っているだけで、アキレス腱、ふくらはぎ、ハムストリングスといった、足の後ろの筋肉が緊張してこわばってきます。そうした状態を解消するためにも、日頃から気にかけておきたいのが、アキレス腱のケアですね」
上のイラストを参考に、自分のアキレス腱の柔軟性を確かめてください。鏡の前で行うとわかりやすいでしょう。
イラスト/澁谷玲子 構成・文/杉村道子
※素敵なあの人2024年9月号「9割 以上の素敵読者が足にお悩みあり!いつまでも「よく歩ける 足」を目指す万全フットケア」より
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