多くの方は抱えているとされる足の悩み。読者アンケートでもさまざまな問題を感じていることがわかりました。悩みの多くは、足が正しく歩ける、健康的な状態にないことに原因がありそう……。足病医療の総合病院、東京・下北沢病院の長﨑和仁先生に足の健康の要であるアキレス腱のチェックの仕方を伺いました。
アキレス腱、しっかり伸びますか?
よく歩くには、足に負担をかけないための、しっかり伸びるアキレス腱が必要です。まずは、自分のアキレス腱がどんな状態か、確認してみましょう。チェックポイントは、アキレス腱を伸ばしたときのスネの傾斜角度です。
【1】アキレス腱の柔軟度をチェックする
まっすぐに立った姿勢から、アキレス腱を伸ばす意識で、左足を1歩後ろに引いて、かかとをしっかりと床につけてください。そして、右足をゆっくりと曲げ、左足のスネが倒れるか意識しましょう。左右ともに行います。
【2】足はまっすぐに
アキレス腱を伸ばすポイントは、両膝と両足の人さし指が正面を向いること。そのままで、スネが倒せているかどうかです。足の部分を鏡でチェック!
【3】10度以上スネが倒れると◎
1 の姿勢で、左足を、膝を曲げないように、まっすぐに伸ばしながら、スネが10度以上前に倒せていれば、柔軟性はバッチリ。
【4】スネが前に倒れないのは×
1 の姿勢からアキレス腱を伸ばしてみて、スネが10度以上倒せない場合は柔軟性に問題あり!普段の歩行でも、足首に負担がかかっている可能性があります。
この記事のキーワード