この春、実施した「素敵なあの人」読者へ足の悩みアンケートでは9割以上の人が足について、さまざまな問題を感じていることがわかりました。
悩みの多くは、足が正しく歩ける、健康的な状態にないことに原因がありそう……。そこで、足病医療の総合病院、東京・下北沢病院の長﨑和仁先生に改善方法とその理由を伺いました。
悩み1位の「むくみ」は足の健康のバロメータ
読者が主に悩んでいる5つのこと
1 位:むくみ … 22 %
2 位:自分の足に合う靴が 見つからない … 21.4 %
2 位:外反母趾 …21.4 %
4 位:巻き爪 …17.3 %
5 位:つりやすい …15.5 %
足のことで悩んでいる方は全体の91.1%、特にないは8.9%でした
読者の足の悩みは「むくみ」「靴選び」「外反母趾」「巻き爪」「つりやすいこと」……。
「悩みの多くは、『第2の心臓』といわれるふくらはぎを、しっかりと使って歩くことができていないことと関係が深い、と考えられます」と長﨑先生。
特に、お悩み第1位の「むくみ」は、ふくらはぎが正しく使えているかどうかのバロメータになります。
ふくらはぎの筋肉は収縮することで静脈の循環を促しますが、その動きが落ちるとポンプ作用が低下。
すると、重力によって、血液や体液が、体のいちばん下にある足に溜まりがちになり、むくみとなるのです。
「むくみだけでなく、ふくらはぎを上手に動かすことができていない足は、歩くときに過度に足に負担をかけるため、外反母趾や巻き爪、足がつりやすい、などの原因ともなります」
たくさん歩ける、健康的な足を手に入れることは、フットケアの大きな目標。
そのための、日常的なストレッチとエクササイズをご紹介。悩みの多かった靴選びについても、その基本とお役立ちティップスをお伝えします。