血管に負担をかけないためには、肥満予防が大切です。注目したいのが脂肪細胞。私たちの体には、余分なエネルギーを脂肪として溜め込む「白色脂肪細胞」と、脂肪を燃焼して熱を作る「褐色脂肪細胞」があります。褐色脂肪細胞を活性化させたり、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞化させたりすることが、肥満予防のカギになります。
【1】水を1日1.5ℓ飲む
水を飲むことで脂肪燃焼効果が高まり、食べ過ぎ防止にもなります。量は1日1.5ℓを目安にしましょう。白湯よりも冷たい水のほうが、体内で温度を上げるためによりエネルギーを使うのでおすすめ。また、胃を刺激して血流がよくなる微炭酸水も燃える体作りにぴったり。
【2】EPAとDHAを含む青魚をとる
必須脂肪酸であるEPAとDHAには、中性脂肪を減らす効果があると言われています。同時に、動脈硬化につながる血管内の炎症を抑える働きも期待できるため、血管の健康キープに効果的。どちらも青魚に多く含まれるので、積極的な摂取を心がけましょう。
【3】コーヒーやミントティーを飲む
コーヒーには血管内皮機能改善や血糖値の上昇を抑える効果が期待できるクロロゲン酸が含まれています。さらに近年、白色脂肪細胞を褐色化して、脂肪燃焼効果に役立つトリゴネリンを多く含むコーヒーも発売されています。また、ミントティーにも脂肪燃焼効果が期待できます。