全身に張り巡らされている血管が老いることで、さまざまな病気のリスクが上がってしまいます。血管を健やかに保つためには、血管内皮細胞で作られ、血管を健康に保つことに役立つ一酸化窒素「NO」をたくさん出すことが大切です。今回はNOの分泌が促される運動をご紹介します。
体を動かすことで血管が拡張!血流をアップする運動習慣
道具いらずだからどこでも行えて取り入れやすい
体を動かすと酸素や栄養が消費され、それを補うために多くの血液が全身に送り出されます。すると血管内皮細胞が刺激され、NOの分泌が促されます。運動は血流がよくなるものなら有酸素運動・無酸素運動のどちらでもOK。手軽に行うなら、ウォーキングがおすすめです。そのほか、自宅で簡単にできる体操をご紹介します。
血流アップ体操【1】ゾンビ体操
リラックス効果も!ゾンビのイメージで力を抜いて
【1】姿勢よく立ち、おなかをへこませます。肩・腕・手は力を抜いてだらんとたらし、下半身はつま先立ちで小刻みにその場でジョギングをします。上半身は、子どもがイヤイヤをするイメージで、肩を大きく揺らして手をぶらぶらさせます。これを1分間続けます。
【2】動きを小さくし、歩くスピードでその場で足踏みを30秒間続けます。
【3】1と2を1セットとし、3セット行います。
YouTubeの動画を見ながら行うのもおすすめ!
ゾンビ体操をする時間がとれない人は
トイレに行くときに、ゾンビ体操をしながらトイレに行くだけでもOKです。いつもの2〜3倍の時間をかけてトイレに向かい、15秒ほどかけてゆっくりと座ります。トイレが終わったら手は胸の前でクロスし、15秒くらいかけてゆっくり立ち上がりましょう。