「睡眠が浅い」「ぐっすりと眠れない」という睡眠の悩みはありませんか?睡眠時間は年齢とともに短くなるといわれます。また、不眠症状に関しては、日常生活の過ごし方を工夫することで対処することができます。
今回は、60代以上の不眠の原因や、睡眠を改善するための方法を解説します。
年齢とともに睡眠時間も短くなるって本当?
人は、年齢とともに睡眠の質や時間に変化が生じ、徐々に睡眠時間が短くなる傾向があります。とくに、還暦を迎えたあたりから基礎代謝や活動量が低下し、必要な睡眠時間も減少傾向に。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、以下のような睡眠時間が推奨されています(※1)。
・小学生 9~12時間
・中高生 8~10時間
・成 人 6時間以上
ただし、この推奨時間はあくまでも目安です。睡眠は個人差が大きく、必要な睡眠時間も人それぞれ異なります。また、高齢者の場合、長時間横になることが逆に健康リスクを高める可能性があるので、床上時間(寝床で過ごす時間)が8時間以上にならないことも大事です。