血管力アップには「NO」の分泌がカギに!
「NO」とは?
NOをたくさん出すことが血管力低下を防ぐ秘訣!
NOとは一酸化窒素のことで、ガス状の物質。NOは血管内皮細胞で作られ、血液中に分泌されます。NOがたくさん分泌されることで高血圧や動脈硬化の予防になり、血管を健康に保つことに役立ちます。このNOが体内で重要な役割を担っているとわかったのは、じつは1980年代と意外に最近のことなのです。
□血圧を安定させる
□傷ついた血管を修復
□動脈硬化を予防
「NO」の動き
血圧が安定 ← 血流アップ ← 血管を広げる
NOは血管を拡張し、血流をアップさせることで血圧を安定させる働きがあります。また、血管内の炎症やプラークを修復し、動脈硬化の予防や進行を抑える働きもあります。
血管が老化すると
血管力が衰えると、血管内皮細胞も衰えます。するとNOの分泌機能が低下し、血管を守る働きが弱まって血管内皮細胞の衰えが進む……。この悪循環となってしまうのです。
イラスト/モリナオミ 文/平井薫子
※素敵なあの人2025年3月号「何歳からでも若返る老けない血管の鍛え方」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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