歳を重ねることで、認知症への不安を抱えている方も多いですよね。しかし認知症にならないため、日常生活で気をつけられることはたくさんあります。そこで今回は、いますぐ始められる認知症予防法を7つご紹介。行動を変えることで、脳を活性化させて元気にしましょう。
目次
物事に意欲を持つことこそ最高の認知症の予防!
認知症を予防するには、どうしたらいいのでしょうか?実は、日常生活のなかでできることがたくさんあります。特に大切なのは、さまざまなことに意欲を持って取り組むことだ、とアルツハイマー研究の第一人者新井先生は話します。
「新しいことに挑戦したい、好きな舞台を見に行きたいなど、意欲を持つことが認知症予防には大事です。意欲があれば、そこから楽しい、嬉しいなどの感情が生まれ、それが認知機能アップにつながります。年齢を重ねても好きなことや夢中になれることがあるのは、脳を元気にするためにもとてもよいことですね」(新井先生※()内以下同じ)
意欲を持つことのほかに、喫煙や過度な飲酒など、認知症になるリスクを高めることは避けるようにしましょう。また、一般的に認知症予防には脳活ドリルなどが推奨されていますが、繰り返しの作業は脳の一部しか使わないため、新井先生としてはおすすめできないそう。
「認知症になっても脳のすべての機能がダメになるわけではなく、一部を除いてまだまだ正常です。そのため、脳の中で使わない部分があると、どんどん衰えてしまいます。それに、単純な繰り返し作業をするのは楽しくないもの。それよりは、気の合う人と話すなど、楽しいと感じられることをするほうが脳にはいいですね。
脳が老化しにくいのはこんな人!
■ボランティアやお孫さんのお世話などなにか役割がある
お孫さんのお迎え係をする、ボランティア活動を行う、ペットを飼うなど、自分になにか役割があると脳は老けません。自分の存在が誰かの役に立っていると実感できることは生きがいになり、認知症予防にも役立ちます。
■楽しみにしていることがある
「推し活にハマる」など、夢中になれるなにかがあると、脳もいつまでも若々しくいられるもの。男性は退職すると夢中になれることがなく、認知症になるケースも。夫婦共通の趣味を見つけ、一緒に楽しむのもおすすめです。
■いろいろな世代の人と接する
会話をすることは脳に刺激を与え、認知症の予防に効果的です。同世代の友達はもちろん、幅広い世代と会話をすることで、いままで出合わなかった新しいことを知ることができ、脳がどんどん元気になっていきます。
次からは楽しみながら、そしていますぐできる予防法をご紹介します。
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