数ある美容成分のなかで、もっともなじみがある成分のひとつ、コラーゲン。でも、肌や体にどういいの?不足するとどうなるのでしょうか。今回はそんなコラーゲンについて、資生堂ブランド価値開発研究所・シニアスペシャリストの原英二郎さん、資生堂ブランド価値開発研究所・研究員中西紘美さん、東京農工大学客員教授の服部俊治さんにお話を伺いました。
\コラーゲン丸わかり!/
一生摂りたくなる理由を解説します
「コラーゲンといえば美肌」と連想しがちですが、実は肌だけでなく、体にとっても不可欠な成分。まずはコラーゲンの構造や性質をいろいろな角度からお勉強!
【肌とコラーゲン1】皮膚においては真皮の約70%をコラーゲンが占めていて、種類によって役割が異なる
- 『Ⅰ型コラーゲン』線維型で太く、肌全体のハリを作る骨格の役割
- 『Ⅲ型コラーゲン』線維型で細く、やわらかいクッションの役割
- 『Ⅳ型コラーゲン』シート型で基底膜を形成
- 『Ⅶ型コラーゲン』吊り型で基底膜と真皮をつなげる役割
【肌とコラーゲン2】コラーゲンが減少する原因は老化<紫外線。紫外線を多く浴びるとシワやたるみが加速します
加齢とともに肌のコラーゲンの量(緑の部分)は減っていきますが、紫外線を多く浴びた肌では、より加速度的に減っていく傾向に。また、肌の弾力を司るエラスチン線維(赤の部分)も変性して塊に。写真提供/資生堂
【肌とコラーゲン3】コラーゲンは人間の体を作っているたんぱく質のなかでいちばん量が多い!
(体重50㎏の人は約2.5㎏のコラーゲンを持っている)
【肌とコラーゲン4】アミノ酸が1000個つながった3重らせん構造で、必ず2個おきにグリシンが並んでいる
【肌とコラーゲン5】ラーゲンの3重らせんを細かく切った低分子の「コラーゲンペプチド」を摂取すると、消化吸収しやすくなる
【肌とコラーゲン6】体の中のあらゆる場所にあり、細胞をつなげる役割があるため、不足すると骨がもろくなるなど、体が正常に機能しなくなる(コラーゲン含有量※水分を除く)
この記事のキーワード
Related