大掃除だけでなく、靴のお手入れも開運につながるアクション。年末に自らの手で手入れし、きれいな靴で新年を迎えることが恒例という、銀座ヨシノヤの社長にその磨き方から心得まで伺いました。
年末に靴をきれいにして気持ちも運もアップ
銀座ヨシノヤ社長
野原丈郎さん
1977 年生まれ。販売経験を積み、仕入れ業務や貿易実務、国内商品企画を担当。代表取締役就任後も店頭に立つ機会を持つなど、顧客と現場を大切にしている。
年末は、大掃除に加え自分の靴を洗う時間を作るという野原社長。
「毎年の年末、その年に1度も着なかった洋服を手放すことが妻と決めたルール。どんな高価なものもこの基準で手放すか残すかを判断します。でも、大切にしている靴はまた別。履いていなくても思い出があるものは、しっかりお手入れして磨き上げるようにしています」
約20年前に始め、毎年10足以上を磨く作業が年末の風物詩に。
「晴天で乾燥した日が多いので靴を洗うのに最適な季節という理由もあり、年末に洗っていますが、これだけで新年の心構えが全く違います」
忙しい年末でも、靴をメンテナンスする時間を大切にしている野原社長。新品ではなく、自分の手できれいにした靴を仕事始めに履くことが、譲れないスタイルなのだそう。
「丁寧に磨き上げた靴を履いて仕事始めを迎えると、初心に返ってまた一年頑張ろうと気合いも入ります。ここぞというときにも履いていくのは、自分でお手入れした愛着のある靴。きれいな靴は、新年を気持ちよく迎えられると同時に、いい運も未来も呼び込んでくれますよ」