『素敵なあの人』の編集部員が一緒にお仕事をして、運を味方にしていると感じた素敵なあの人に、日ごろどんな「開運アクション」をしているのか緊急取材! 今回は藤原美智子さんの登場です。
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ビューティ・ライフスタイルディレクター藤原美智子さん
PROFILE
2022年にヘア&メイクアップアーティスト引退後「MICHIKO.LIFE」プロデューサー、「ボーテ・ド・ラ.ドンナ」スーパーバイザーを務め、信州大学特任教授としても活躍。
変化のないところに幸運は訪れないから空間も思考も常に〝気〞を巡らせています
藤原さんにとって空気も思考もモノも滞らせずに〝巡らせる〟ことは、自分が心地よく暮らすために欠かせないアクション。循環がいい場所にこそ、〝幸運〟は訪れるのです。
自分が心地よく動いたら結果として幸せに
「基本的に私の行動はすべて〝巡らせる”ことがテーマ。空気にしてもモノにしても、滞っていると落ち着かなくて。でも、心地いいからやっているだけなの。なにかいい結果を求めてはいないの」と潔く言いきるのは、42年間ヘア&メイクアップアーティストとしてトップを走り続けていたにもかかわらず、あっさり引退し、現在は商品開発やアドバイザーなどを務める藤原美智子さん。
今回の取材は〝開運”がテーマですが、実際のところ開運したくてなにか行動することはなく、ただ自身が心地よく落ち着く環境を作っていることが、結果として幸せにつながっているのかもしれないと言います。
「結果を期待して行動するようになると、〝⃝⃝しなかったから悪いことが起きたのかも”と縛られて自由ではいられなくなる気がします。あるいは、〝⃝⃝していればOK”と、なにかに頼り過ぎると思考停止になる。囚われるのも、自分の頭で考えなくなるのも怖いなって思うの」
だから、人にアドバイスを求めることは少なく、常に自分で考えて思考も巡らせるようにしているそう。
「〝巡る”というと抽象的でわかりにくいかもしれないけれど、体で例えるとわかりやすいかも。血流やリンパの流れが悪いと、さまざまな不調が出てくるのと同じ。あるいは、体がこわばると気持ちまで辛くなるでしょ?だからストレッチで体を動かして巡らせる。そうすると、体も心もすっきりする。空気もモノも思考も体と同じで、滞らせないことが大事なんです」
無意識に口をついて出るくらいいつでも〝軽やかでいたい〞
モノにしても思考にしても、常に循環させているのは、藤原さんの口癖「軽やかでいたい」という想いから。
「過去にテレビ番組『情熱大陸』の密着取材を受けたことがあって。できあがったものを見たら、都内のスタジオでもロケ先のアフリカでもどこにいても〝軽やかになりたい”と言っている私が映っていたんです(笑)。無意識に出てくるくらい、軽やかでいることを当時の私は欲していたんでしょうね。停滞したり溜め込んでいる状態って、重苦しくって大変ですものね」
最後に藤原さんに、〝運のいい人”とはどんな人なのかを聞いてみると……。「運がいい人って物事がうまくいっているとかではなく、自分で自分のことを運がいいって思える人のこと。結果よりも物事をいい方向に変えられる思考が運を導くのだと思います」