シワ、たるみ、くま……もう手遅れと諦めるなかれ! 60代の目元もスキンケアとメイクで印象を変えることができます。今回は、素敵世代のお悩みに多い目元たるみに必要なケアについて、ロート製薬の林さんにお話を聞きました。
素敵世代の目元悩みのおもな原因「目元を支える筋肉が衰える→たるみ」
たるみや凹凸、目袋を目立たせる眼輪筋の衰えにも注意
乾燥やシワ以上に素 敵世代を悩ませるたるみ。その原因は思ったより複雑です。
「まずは目のまわりをドーナツ状に覆っている眼輪筋のボリュ ーム不足。 55〜79歳での眼輪筋は、20代の3分の2の薄さに。眼輪筋の筋力低下によって眼球を囲み、クッションの働きをしている眼窩脂肪のせり出しが大きくなります。さらに、土台となる目のまわりの骨も老化によって痩せ、眼窩というくぼみががんか広がり、目まわりが一気に老けた印象になるのです」
ほかに、まぶたを開けるときに使われるミュラー筋の機能が低下することも知られ、これもたるみに影響しています。
「加齢のほか、長時間のハードコンタクトレンズの使用やまぶたを掻き過ぎるアレルギー症状など、筋肉の機能が低下する要因はさまざま。また、スマホなどのデジタルデバイスを見ていると、まばたきの回数が減ったり、不完全になっていることもあります。大切な目を守るためにも、日常生活でしっかり目を閉じるまばたきを意識したいものです」
筋肉も骨同様、合成と分解のバランスが重要ですが、筋肉はいくつになっても鍛えることができる臓器。
「ロート製薬は、筋肉幹細胞を刺激することで筋細胞の数を増やし、太くすることで加齢による目元の変化にアプローチするエキスを発見しました。最新研究では、加齢などによって慢性的に微弱な炎症が続くと筋肉の合成が抑制されることがわかり、炎症を抑える植物エキスを選定。カミツレ花エキスとユズ果実エキスに炎症物質の産生を抑える効果を確認しました」
保護すること、いたわることは大前提。さらに筋肉や脂肪、血流にもアプローチする最新ハイテクコスメで、いきいきとしたまなざしを取り戻しましょう。
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