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素敵なあの人 素敵なあの人2025年2月号

素敵なあの人 最新号

素敵なあの人2025年2月号

2025年12月16日(月)
特別定価:1650円
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 素敵なあの人2025年2月号

公開日:

松重豊が監督・脚本・主演!『劇映画 孤独のグルメ』を観たら絶対に食べたくなるものとは?

12年続く人気ドラマシリーズ『孤独のグルメ』がついに映画化! 1月10日(金)より全国公開されます。

輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎が、商談に赴く先々で食事をし、その食べっぷりや“心の声”が話題のドラマシリーズ。『劇映画 孤独のグルメ』では主演の松重豊さんが監督・脚本まで手掛け、フランス、韓国、日本と海を越えたグルメを味わい尽くすワールドワイドな展開になっています。

演技派俳優が集ったキャスティングがきれいに決まり、予想外のストーリー展開にワクワク。次々に登場するその国、その土地ならではの料理を美味しそうに食べる主人公を見続ける110分間、何度も「腹が…減った」となること間違いなし! この記事では「映画ごはん研究家」の富田夏子が作品の見どころとともに、食べ物の登場シーンにも注目したコラムとして紹介します。

ここが見どころ

【1】「幻のスープ」を求め、人と人、食と食がつながり心温まるグルメヒューマンドラマ

劇映画孤独のグルメより杏と松重豊

映画は、井之頭五郎が飛行機の機内にいるシーンからスタート。かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼があり、彼女が住むフランス・パリまで向かっている。千秋の祖父・一郎から「子どもの頃に飲んだスープがもう一度飲みたい」と、そのスープの食材探しをお願いされる五郎。わずかなヒントを便りに、フランス、長崎、韓国、東京を巡り、“幻のスープ”を再現しようと奔走する。しかし、行く先々でさまざまな人や事件に遭遇する五郎は、次第に大きな何かに巻き込まれていく……というストーリー。

劇映画孤独のグルメよりオダギリジョー、松重豊、磯村勇人

スープ探しの旅が、いつの間にか人と人、食と食をつなぐ、心温まる物語になっています。

【2】初めて観る人も楽しめるキャスティング

劇映画孤独のグルメより食堂でメニューを選ぶ松重豊

『孤独のグルメ』はドラマ自体が一話完結なので、いつ見ても、どこから見ても楽しめるのが魅力。さらに映画は完全オリジナルストーリーで、ドラマシリーズにも登場経験があるキャストは、主人公の五郎と旧知の仲でもある同業者・滝山(村田雄浩)のみ。

劇映画孤独のグルメより松重豊と内田有紀

五郎をフランスへ呼ぶ千秋役はフランス在住の杏さんで、その祖父役は塩見三省さん。ある島で五郎と出会い、スープ探しのヒントをくれる志穂を内田有紀さん、東京でスープ探しを手伝う青年・中川を磯村勇斗さん、中川が通うラーメン屋の店主をオダギリジョーさんがそれぞれ演じます。さらに韓国ロケには、ドラマ「梨泰院クラス」のユ・ジェミョンさんが韓国入国審査官役で特別出演。それぞれ役柄にぴったりで、“劇映画”らしい豪華なキャスティングになっています。

【3】まさかの展開にハラハラ&思わず笑ってしまうシーンも

劇映画孤独のグルメより海辺でたたずむ松重豊

途中、「五郎さんどうなっちゃうの?」というサバイバル展開があり、ハラハラしながら見守る場面もありますが、全体を通して“笑いの間”が絶妙。キャストの登場のさせ方、ちょっとしたセリフなどがおもしろく、何度もクスリとさせられます。

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この記事を書いた人

富田夏子

ライター/映画ごはん研究家 富田夏子

エンタメ&フード分野が得意なライター歴20年の経験を活かし、「映画ごはん研究家」として “映画とごはんをつなぐメディア”をSNS上で運営。映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。
雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は13年で、俳優や映画監督のインタビューを多数手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

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