毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、韓国煮″カルビチム″のレシピです!
手間暇かけるからこそ、感動の味に仕上がる韓国煮
「韓国で旧正月や秋夕(チュソク)などの祝日に食べることが多い〝カルビチム〟。牛ばら肉を蒸し煮にした料理ですが、わが家では牛すね肉で作るのが定番。牛すね肉はじっくり煮ることで、口の中でほろほろとくずれるようなやわらかさになり、甘辛い味つけとも相性抜群です。旨みが溶け出た煮汁とごはんにかけて食べるのもおすすめなので、ぜひお試しください。
調理の際は牛すね肉を下ゆでして、アクと臭みを除いてから煮ましょう。雑味や脂っぽさが抜け、格段においしくなりますよ。また、カルビチムは途中で煮汁をざるでこしますが、牛肉の風味をよくするために加えた玉ねぎやにんにくなどは、捨てずに残しておくと◎。余った煮汁と一緒にカレーにすれば、奥深い味に仕上がります。
食べごたえのある主菜には、さっぱりとした副菜を。白菜のみずみずしい味わいは、まさに旬のごちそうですね」
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