横浜流星さん主演の映画『正体』が11月29日(金)より全国公開されます。
染井為人さんの原作小説を、『新聞記者』『余命10年』の藤井道人監督が映画化。凄惨な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた主人公が顔を変えながら逃走するのですが、やがてその目的が明らかになり……。人を、世界を“信じる力”を描ききった、感動を呼ぶサスペンスです。
主人公が顔を変え、潜伏先を変える度に出会う人たちとは、それぞれとの食事シーンから関係性や感情の変化が浮かび上がってきます。この記事では「映画ごはん研究家」の富田夏子が作品の見どころとともに、食事シーンにも注目したコラムとして紹介します。
ここが見どころ
手に汗握る逃亡劇から真相が明らかになるにつれ感動の展開に
日本中を新館させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走。刑事の又貫(山田孝之)ら警察が必死で鏑木を探す前半は、手に汗握るスリリングな展開です。
そして後半、事件の真相が明らかになっていくにつれ、観る側は少しずつ逃亡犯であるはずの鏑木の成長を見守るような気持ちになるのではないでしょうか。前後半でガラリと変わるというより、グラデーションのように心境が変わっていくような感じ。343日間の逃亡の末に迎えるラストには、胸を揺さぶられます。
“5つの顔”を表現する横浜流星の繊細な変化がすごい
鏑木の逃亡劇の合間には、刑事・又貫による取り調べの場面が何度か登場します。鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)が取り調べを受けますが、それぞれが出会った鏑木はまったく別人のような姿をしていました。
鏑木役の横浜流星さんは、顔や髪型、服装といった見た目の変化はもちろん、姿勢や歩き方、かもし出す雰囲気までガラリと変えています。また、逃亡生活ゆえにあまり他人とは関わろうとしない中、出会った人との交流によっても表情が違ってきます。2025年1月から放送を控えるNHK大河ドラマの主演も務める横浜流星さんの、繊細な表現は見ごたえあり!
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