コロッケのデビュー前にふたりは出会っていた
加賀 私の記憶が正しければ、あなたが上京したばかりのころに会ってるの。ショーパブでウェイターしてらした?
コロッケ はい。六本木の「シュガーボーイ」、名物オーナーのロッキーのお店です。
加賀 あなたの個性は、そうはいないから(笑)。
コロッケ 覚えていただいて、嬉しいです。ロッキーのカーリーヘアに後ろ姿が似てるという理由で、僕は小(こ)ロッキーって言われていました。『お笑いスター誕生‼』(1980年)のオーディションを僕が受けるのに、わかりやすい名前がいいという話になって、「コロッケでいいのよ。高くなくていい」って言われてコロッケで出て(笑)。オーディションに行ったら、そのままデビューすることになったんです。
加賀 六本木・芋洗坂のお店も楽しくてね。
コロッケ 「笑いの小部屋コロッケ」です。そこでシブがき隊の真ん中に、ちあきなおみさんがいたらとかやっていました。
加賀 よく思いつくよね。
コロッケ 変なことばかり(笑)。
加賀 考えるの楽しいですか?
コロッケ 楽しいです。ものまねを考えているだけで、朝になってしまいます(笑)。例えば、武田鉄矢さんが日本昔話を読むとか、薬の箱に書いてある効能を読むとどうなるかをやってみるんです。まだ誰もやっていない、じゃぁ、やろうって。
加賀 武田さん、そっくり!
コロッケ ありとあらゆることを武田さんでやっていると癖がわかってきます。興味がないときは、前を見て「ん、ん」って2回返事する。興味あるときは、相手を見て「うん」と(笑)。
加賀 そのとき、リアクションする人はいらないの?
コロッケ ひとりのほうが楽です。反応があると、やろうとしていることが止まりますから。武田さんは僕と会ったとき、去り際に「まだやるのか」とおっしゃる。これは「もっとやれよ」という愛情表現なんです。
加賀 よかったね。
「武田鉄矢さんも似てるし、五木ひろしさんのロボットなんて最高! よく思いつくよね」




