冬に向かうにつれ、インフルエンザが流行しやすくなる時季。普段から手洗いうがいなど気をつけている方も多いと思いますが、60代は重症になってしまう場合もあり、特に気をつけておきたい病気です。
今回は、60代とインフルエンザの関係や、インフルエンザの予防法についてくわしく解説します。
インフルエンザはどんな病気?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって起こる気道感染症で、重篤化しやすく、とくに60代以上が影響を受けやすい病気です。
主な症状は38~40度くらいの発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛や、だるさ、倦怠感です。
風邪との違いは、高熱が出やすいことと、全身症状が多くみられること。ただし、シニア世代の場合、発熱があまりみられない場合もあります。
そして、全身症状と同じかやや遅れて、のどの痛みや鼻水、鼻づまり、せき、たんなどの気道炎症状、腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸症状がみられる場合もあります。
そして、恐ろしいのが合併症です。インフルエンザの合併症で多くみられるのが肺炎や脳症、さらに、インフルエンザをきっかけとして循環器疾患など慢性基礎疾患での死因も増えるといわれます。
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