毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。
体の中から整う食事で、蒸し暑い夏を乗り越える!
「気温と湿度が上がってくると、体がほてったり、疲れやすくなったりします。冷房などで部屋の温度を快適に保つことも必要ですが、食べ物によって体の熱を冷まし、体力の低下をカバーしてあげることも大切です。
今回ご紹介する〝冷しゃぶサラダ〟は、気と血を補って体を養う〝牛肉〟と、体に潤いを与えて熱を冷ます〝葉野菜〟を一緒に摂れる1品。唐辛子入りの黒酢だれをかけて食べることで、葉野菜をたっぷり食べても体が冷え過ぎることはありません。黒酢だれには柑橘もプラスしているので、爽やかな香りとさっぱりとした酸味が、暑さで滅入った気持ちを癒やす効果も期待できます。
冷しゃぶサラダに添える副菜には、栄養豊富な小魚と夏の旬野菜を組み合わせた炒め物を。主菜がサラダなので、副菜は食べごたえのある味に仕上げると、ごはんも進んでおなかもしっかり満たされますよ」
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