春が近づくと、より気になるのが柄物。
「今年も、リース先やショップのディスプレイでさまざまな柄を見かけます。素敵世代の皆さんにおすすめしたいのは絵画や芸術を彷彿とさせるようなアート性を感じるもの。美しい色彩のプリントも魅力的ですが
個人的には表情豊かなゴブラン織りやジャカード生地に惹かれています」と語る坂本久仁子さん。
おしゃれが決まり、トータルバランスが整うアートなショート丈アウターを取り入れればお出かけがますます楽しくなるはずです。
【今月のテーマ】アートなショート丈アウター
ショートブルゾン¥149,600、オールインワン¥115,500、Tシャツ¥31,900/すべてエムエスジーエム(アオイ)、ピアス¥79,200、リング¥92,400、バングル¥239,800/すべてシャルロット シェネ(シャルロット シェネ 青山店)、バッグ¥566,500/モワナ(モワナ 伊勢丹新宿店)、シューズ¥135,300/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス)
梅の花が香る2月から3月にかけては、まだ肌寒いけど気分だけでも春めきたい時期。そろそろ冬に着ていた長い丈のコートに別れを告げ、パッと軽やかに羽織れるショート丈アウターを手に取ってみませんか?
着まわししやすいシンプルな無地のものも便利ですが、身も心もウキウキするのはやっぱり柄物。なかでも、いつもの装いに新風を吹き込み、おしゃれの醍醐味を再確認させてくれるアートピースのような1着と出合えたなら、なお嬉しいところです。
スポーティなブルゾンを、ゴブラン織りでエレガントに昇華した「エムエスジーエム」の花柄は、まるで絵画のような美しさ。思わず見入ってしまうほどの繊細さで、ラベンダーカラーの衿で調子がつけられているのもしゃれているポイントです。
コーディネートしたのは、スタッズがあしらわれたカーキのサロペット。ワークな要素をミックスしてカジュアルにシフトしつつ、かっちりとしたバッグとオープントゥの靴で大人っぽくまとめてみました。
おしゃれ感度が上がるハイセンスな色柄で身も心も華やかに
ジャケット¥302,500、シャツ¥137,500、パンツ¥215,600/すべて ファビアナ フィリッピ(コロネット)、ピアス¥141,900、リング¥385,000/ともにヒロタカ(ヒロタカ 表参道ヒルズ)、メガネ¥50,600/アイヴァン(アイヴァン 東京ギャラリー)、バッグ¥75,900/マエストソ(アマン)、シューズ¥69,300/ネブローニ
次に着用したジャケットは、抽象的なフローラル柄。さまざまな芸術からインスピレーションを受けて服作りを続けている「ファビアナ フィリッピ」らしい新作で、とある写真家が車窓から見た花畑を切り取った作品が着想源になっているのだそう。糸を幾重にも重ねたジャカードが柄に奥行きをもたらし、生地をキャンバスに見立てて描いた色彩画のようにも思えます。
こんなふうにデザインが生まれたストーリーに寄り添い、自分なりに解釈しながらまとってみるのも楽しいものです。裾に向かって広がるテントのようなフレアラインも魅力的。心地よいシャンブレー素材のパンツを合わせ、ラフに着こなすのがいまの気分です。アウターで使われているブルーを小物にリンクさせて爽やかさを漂わせ、サンダルで抜け感も出しています。
アートな柄アウターを日常使いするときは、今回のようにカジュアルみを足すのがフレッシュに魅せるコツ。バカンスでは、中にキャミソールドレスを合わせて女性らしさ溢れるスタイルを満喫してもいいかもしれません。
素敵世代を華やかに彩り、おしゃれ感度を上げてくれるハイセンスな色柄のブルゾンやジャケットが、ワクワクする春ファッションへと誘ってくれることでしょう。
撮影/最上裕美子 スタイリスト&モデル/坂本久仁子 へア&メイク/清水ヤヨエ 文/三宅桃子
※素敵なあの人2026年4月号「スタイリスト坂本久仁子のおしゃれのかけひき」より
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