司会者から「白鴎さん、幸四郎さんから、何かアドバイスはありましたか?」と尋ねられた染五郎さん。
「物語の最後、(剣の)試合のシーンがありますが、祖父も父も、そのためにフェンシングを習ったそうです。だから、フェンシングはやらなくてはねと、いうことだけは言われました。歌舞伎以外の仕事に関してはいつもそうなんですが、アドバイスということはあまりないんです。ただ、稽古に入った段階から、何か発見や疑問があれば、やっぱり経験者である祖父と父にはいろいろ話を聞きたいと思っています」

左から、柚香光さん、當真あみさん、市川染五郎さん、石黒賢さん
さらに司会者からは、4人に共演者への印象についての質問が——
「當間さんは、本当に後ろが見えるのではないかと思うくらいの透明感に圧倒されました。
石黒さんは会って数時間ですが、すでにいろいろとお話をさせていただきました。舞台の上では敵役ですが、これから距離が縮まって、もっといい空気になっていけることが楽しみです。また、歌舞伎は男性が女性を、宝塚は女性が男性を演じるという意味で比べられることも多いと思うんですけども、柚香さんには、そのオーラをすごく感じました。そんな柚香さんの息子でいられるように頑張りたいと思います」と染五郎さん。
そう語る染五郎さんを見つめる様子を司会者に指摘された柚香さん、
「ごめんなさい。ちょっと(染五郎さんを)見すぎてしまいました」と答え、場内に笑いが起きる一幕も。そして、「宝塚歌劇では男性を演じてまいりました。歌舞伎界でご活躍されてる染五郎さんとの親子役は何か特別な、ふたりにしかない親子関係を作っていけるんじゃないかなと感じてます」と意気込みを語りました。
當間さんは「染五郎さんの舞台を1度だけ見に行かせていただきました。ひとつの物事に向かって続けられている姿、そしてそれを柔軟に変えていくこともできる素晴らしい方なんだなと、私が知らないものを学べる機会があるんだろうなってすごくワクワクしています」という答えからは、初舞台にかける強い気持ちが伝わってきます。
そして、石黒さんが語る「柚香さんは宝塚を背負ってきたトップの雰囲気のある方。私が演じるクローディアスが、この人を妻にしたいって思う魅力に溢れてる人だなと思いました」という役柄へのイメージには、すでに物語の世界観が垣間見えるようでした。
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