数多くの俳優やアーティストを撮影してきた中川氏が、憧れのあの人やこの人から、トークと写真で本当の姿を引き出す「まことのはなし」。
第19 回のゲストは、年齢を感じさせないチャーミングな笑顔が印象的な熊谷真実さん。浜松に拠点を移してからの、新たなチャレンジについても伺いました。前後編の前編をお届けします!
60代でロックバンドを結成。衣装も自分たちで作っています(熊谷)
中川さん(以下敬称略)熊谷さんといえば明るく朗らかで、装いもカラフルな印象がありますよね。今回はあえて、モノトーンの服を着ていただきました。
熊谷さん(以下敬称略)東京に住んでいるころは黒ばかり着ていました。浜松に越してから、黒が合わなくなって。でも、東京に行くときは黒になってしまいます。
中川 服はお好きなんですか?
熊谷 うちの実家は洋品店なんです。子どものころ、妹(松田美由紀さん)はフリフリの可愛い服、私は短パンにサスペンダーという男の子みたいな服を着せられていて。その影響でマニッシュな格好が好きになりました。高校時代は高橋靖子さんという伝説的なスタイリストさんに憧れていて。文化服装学院へ行くか、舞踊を学べる体育短大へ進もうか迷っていたとき、舞台のオーディションに受かって、女優になっちゃった(笑)。
中川 お仕事だと、好みに合わない服を着なきゃいけないこともありますよね。
熊谷 それはあくまでも役であって、自分ではないので、どんな衣装でも抵抗はないですね。自分だけで選ぶと、どうしても限られてしまうじゃないですか。誰かに選んでもらったほうが、「こんな素敵なブランドがあったんだ!」と発見があるので。ただ、全身ブランド品で揃えるよりも、いろいろミックスして、自分らしく着こなすのが好きですね。
中川 誰かの真似ではなく、オリジナルの要素を入れるのがお好きなんですね。
熊谷 そうなんです。私はコロナ禍で浜松に拠点を移したのですが、そこで「マミーズビスケット」というロックバンドを組んでいて。スタイリストさんはいないので、ステージ衣装も自分たちで作っているんですよ。今年のお正月のステージでは、留袖で作った花魁風の衣装を着ましたが、なかなか好評でした(笑)。
ブラウス¥127,600、カーディガン¥129,800 /ともにエルマンノ フィレンツェ(ウールン商会)、ブレスレット¥39,600/リューク






