ミュージカル『破果 パグァ』を楽しむためのおすすめブックガイド

『破果』
ク・ビョンモ 著 小山内園子 訳
¥2,970 岩波書店
小山内園子さんの「 訳者あとがき」によると本作は2013 年に発表後、数年をおいて韓国でのフェミニズムの盛り上がりという時代の変化を背景に、SNS の口コミにより大きな注目を集め、2018 年に加筆された改訂版が刊行された。《「こういう女性の物語を読みたかった」と、いわば読者に召喚されるかたちで爪角は再登場》したのだった。日本ではその改訂版が翻訳され2022 年に出版。2024 年に第 15 回翻訳ミステリー大賞を受賞。

『破砕』
ク・ビョンモ 著 小山内園子 訳
¥1,870 岩波書店
韓国で2023 年に発表、日本では2024 年に刊行された、爪角が殺し屋となるまでの前日譚。山にこもって3週間、死と隣り合わせの最終訓練を受けることになった少女。人を破壊する術を身につけることは、人として、女としての「普通」の一生を粉々にすること─。『破果』と合わせて読むことで、爪角の人間としての輪郭がより鮮明に浮き上がってくる。



