毎日、全国の寄席やホール、はたまた意外な場所でも聴ける現代の落語。「実際に見に行ってみたい!」と思ったとき、自分にとって面白い落語家や演目はどのようにして見つければいいのでしょうか。関東圏の落語情報を中心とした、 日本で唯一の演芸専門誌『東京かわら版』の編集長佐藤友美さんに教えてもらいました。
まずは寄席に足を運んで、ぜひライブで体験を!
『東京かわら版』では、日程順で(関東圏で行われる)落語会の情報が掲載されています。そこから、お目当ての落語家さんの出演情報が検索可能(上方落語の落語家さんも含む)。東京の落語家さんが出演する、全国の公演情報も掲載しています。
「『地域寄席』といって、公民館などで開かれる自治体主催の落語会も多いですね。そうした場合は、出演する落語家さんがご近所に住んでいることもあるかもしれません(笑)」
寄席なら、いろいろな落語家の噺が聴けます。また、贔屓の落語家さんができたら、その人の師匠やお弟子さんたちとの親子会や一門会も楽しそう。
「知り合いに落語好きを探してみて、その人の案内で一緒に行けるといいですね。観終わった後に、あれこれと語り合うのがまた楽しいんです。まずは足を運んで、ぜひライブで体験してみてください」
楽屋では、障子の桟越しに舞台を見ながら、お囃子さんが出囃子や演目に合わせた音曲を生演奏する。(新宿末廣亭)
撮影(新宿末廣亭)/久家靖秀 構成・文/杉村道子
※素敵なあの人2024年10月号「女性の共感を呼ぶ噺の世界が広がっています! もっと落語を楽しむために 知っておきたい5つのこと」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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教えてくれたのは
『東京かわら版』編集長 佐藤友美さん
東京都渋谷区恵比寿に生まれ、育つ。いまはなき浅草の国際劇場の隣で旅館を営んでいた祖母の影響で、幼少のころより古典芸能(歌舞伎、日本舞踊、邦楽、相撲)に親しむ。明治大学文学部仏文学専攻を卒業後、愛読していた『東京かわら版』で「アルバイト募集」の記事を見て応募。採用後、正社員になり、2004年より編集人を務める。落語のほか、現代美術やコンテンポラリーダンスなどを観るのも好き。なにかを鑑賞することにかけてはフットワーク軽く、手間暇を惜しまないのが信条。自社の刊行物だけでなく、落語に関するさまざまな書籍の編集協力も多い。単著としては『ふらりと寄席に行ってみよう』(辰巳出版)を刊行。
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