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素敵なあの人 素敵なあの人2025年1月号

素敵なあの人 最新号

素敵なあの人2025年1月号

2024年11月15日(金)発
特別定価:1480円
表紙:結城アンナ

素敵なあの人 素敵なあの人2025年1月号

公開日:

更新日:

「コナヤ」さんのクラフトワークは、心が和む温かみのある作品がいっぱい!【目利きの視線】

各界の目利きが注目する器やアート、暮らしの道具を紹介します。今回は真鍮やアルミを使ったクラフトワークを、ディギナーギャラリー マネージャーの鈴木由美さんに教えてもらいました。

ほっこり心が和むアート。コナヤさんのクラフトワーク

子どもの絵をそのまま形にしたような金属アート

 東急東横線・自由が丘駅から徒歩約1分の場所に、鈴木さんがマネージャーを務める「ディギナーギャラリー」はあります。飲み屋街の真ん中、ギャラリーとしては少々風変わりな場所を選んだのは「高尚になり過ぎず、気軽に入れるギャラリーにしたかったから」。

主に若手アーティストを紹介しつつ、ワークショップやトークショーなど来店のきっかけになるイベントにも力を入れています。

今回、紹介いただいたのは、ワークショップで絶大な人気を誇る彫金作家のコナヤさん。美術大学でグラフィックを学んだ後、ブライダル関連の会社に就職。花嫁のかんざし作りから彫金技術を習得としたという、異色の経歴の持ち主です。ちなみにコナヤという作家名は、実家のみかん農家の屋号から取ったのだとか。

「とにかく図工が好きで、すべての時間割が図工だったらなぁと美大に進学したそうです(笑)。子どもの絵をそのまま形にしたような作品は金属なのにクール過ぎず、どこかユーモラスで心が和みます。

オブジェやモビールはもちろんですが、アクセサリーや器など〝使えるアート〟も魅力的。アートとしての完成度と使い勝手を両立し、日常を素敵に彩って くれます。

真鍮の作品は時とともに色に深みを帯びて、経年変化も楽しみですよ。観るだけではなく身につけて、使って、ワークショップで作って ……全方向から満喫できるのがコナヤ作品の醍醐味ですね」と鈴木さん。

ワークショップはまさに図工さながら。難しい技術は一切使わず、それでいて可愛い作品ができるのでリピーターが多いそうです。 月の展示会でも開催予定なので、興味のある方はぜひ。アートってこんなに気軽に楽しめるものなのだと実感し、新たな世界が開けるはずです。

風に吹かれてゆらり、きらり、可愛いモビール

コナヤのモビール

植物をテーマにした真鍮とアルミのモビール。直径約70cmの本体に花や葉をかたどったオブジェがあしらわれ、穏やかなきらめきを放ちます。中央に電球を仕込んでシェードにしても素敵だそうで、「オブジェの影が壁に映って幻想的ですよ」と鈴木さん。

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鈴木由美さん

ギャラリーオーナー 鈴木由美さん

2010年3月、夫の鈴木宏信氏とともに、東京・自由が丘に「ディギナーギャラリー」をオープン。出産・育児を経て、'16年にマネージャーとして復帰。展示会の企画やサポート、ポップアップショップの運営を担当している。

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