年齢より若々しく見えるのか、老けて見えるのか。素敵世代ははっきり差が出るお年ごろ。
ナチュラルメイクとなにもしないのは、似て非なるものだと肝に銘じておきたいものです。
同じ年ごろ同士でも、見た目にグッと差が出てしまうのが中高年である。久しぶりに集まったママ友たちとの食事会や、同窓会、または退職した元同僚たちとの集まりなどで、若見えの人と、逆に老け見えの人の違いが割とはっきり見てとれるのだ。
老け見えの人は、顔の表情やメイクアップも関係していると思った。なんというか、なにもメイクアップをしていない人は、顔がお化粧で華やかに変わったときのウキウキ感がないわけですよ。なんか、いつも平常心。顔に色みがないので、はつらつ感がない。せめて、肌のくすみをなくすファンデーションを薄く塗って、口紅と眉毛、頰に血色を足すくらいはした方が印象は良くなる。なにもしないのがナチュラルでいい、というのとは違う気がする。
かといって、メイクアップに手抜きはなしとばかりに、顔のパーツすべてに力の入ったフルメイクというのも、かえって老けて見えるものだ。若いころと違ってハリがなくなってしまった肌は、くぼみやたるみやシワもあるのだから、そんなところに過剰に塗りたくっては、悲しいかな厚化粧にしか見えないのだ。
本誌の美容のページを興味深く見てもそう思うのだが、メイクアップは私たちの年齢に合ったアップデートが必要だと思う。それは足し算と引き算を考慮したメイクアップということだ。
例えば足し算するものは、薄くなった眉毛。これが案外難しいのだが、いまはペンシルや眉マスカラもプチプラで優れたアイテムがあるので、動画などを参考にして練習してみるのがお勧めだ。目尻が下がってちょっとしょぼついた目元にアイラインをぼかし入れるのも忘れずに。人の印象は目元がキリッとしていると若々しく見えるもの。
だからといって、濃いアイシャドーはNG。これはむしろ引き算するべきアイテムだ。そして、以前も書いたことがあるが、シワを隠そうとしてファンデーションやコンシーラーの厚塗りをするのではなく、肌に光沢を与える。顔の高いところにスティック状のハイライターをのせて、つや肌を作るのだ。
引き算するものは、当然、均等に厚塗りしたファンデーション。後にも先にもファンデーションは薄づきで、むしろ下地をちゃんと整えた方が断然きれい。それから口紅は、深くて濃い色をベッタリ塗らないようにしよう。一度塗った後は、ティッシュで押さえてグロスで補充くらいがちょうどいい。
そしてメイクアップ以前に、毎日のスキンケアは、する人としない人では大きな差が出ること確実です。
イラスト&文/石川三千花
※素敵なあの人2026年3月号「石川三千花の素敵とそれなりの間にはvol.68」より
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