【歯科治療の最前線】歯科用顕微鏡で約20倍まで拡大！より細かい治療が可能に

加齢とともに、口腔内へのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。今回は進化を続けている最新の歯科治療について、最前線で活躍する壱岐先生が解説。どんな治療があるのか知り、歯科医院選びの参考にしてみてください 。

【NEWS】マイクロスコープ

顕微鏡を使って見ることで精度の高い治療が可能に

「ここでいうマイクロスコープとは、歯科用顕微鏡のこと。約20倍まで拡大して見られるため、 肉眼では確認ができない部分まで細かく診察でき、精度の高い治療が可能になります。私のクリニックのようにすべての治療に使用するところもありますが、根管治療（神経や血管など歯の内部を治す治療）に使われるのが一般的です。

根管治療は、一回目の治療が肝。最初の治療の精度が高ければ再治療が不要になるので、そこでどんな治療をしてもらえるかが大切になります。そのため、マイクロスコープの存在がより重要なのです。治療費はクリニックの方針にもよりますが、１本（１根管）10万円前後が相場ですね。

日本でのマイクロスコープの 普及率は,じつはまだ10％たらず。マイクロスコープ自体は 15年ほど前からあるものですが、当時はほとんど使われておらず、近年になってやっと少しずつ導入されるようになってきたのです」

最前線の歯科治療が受けられるクリニック

取材・文／平井薫子

※保険適用の有無は治療内容やクリニックによって異なります。
※素敵なあの人2024年10月号「自分の歯でずっとおいしく！　知っていると知らないとでは差が出る歯科治療の最前線教えます」より
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