素敵世代の不調は、血糖の状態が関わっているかもしれません。そんな60代女性の血糖値の不安定さは、加齢に伴う体の変化によるもの。主な原因である“5つの低下”を知っておきましょう。
【1】筋肉量の低下
筋肉を作る力自体が弱くなる、活動量が低下するなどの理由から、加齢とともに筋肉量は減りやすくなります。筋肉には血糖を取り込む「糖の受け皿」の役割があるため、筋肉が減ると糖の行き場が少なくなってしまいます。それにより、食後に血糖値が上がりやすく、下がるまでに時間がかかるという不安定さが生じてしまうのです。
【2】女性ホルモンの低下
閉経後はプロゲステロンが急に減り、相対的にエストロゲンの影響が残りやすくなります。エストロゲンはアドレナリンと同じ処理経路を通るため、ストレスがかかると処理の順番待ちで渋滞が起き、自律神経が乱れることに。エストロゲンも減ってはいるため、それによりインスリンの働きは低下。結果、血糖値が上がりやすくなります。
【3】胃腸機能の低下
年齢を重ねると、胃酸や消化酵素の分泌が低下します。栄養を消化・吸収する力が弱まり、炭水化物の吸収スピードにもムラが生じることに。それにより、日によって血糖値が急上昇したり低血糖になったりと波のある状態になります。食事も自然と消化に負担の少ない炭水化物中心になり、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
【4】睡眠の質の低下
活動量やホルモンの低下などから、年齢とともに睡眠の質は低下しがち。睡眠不足になるとインスリンの働きが弱まり、血糖値が上がりやすくなります。また「夜中に目が覚める」ことにも要注意。夜間に覚醒するとホルモンバランスが崩れ、朝に低血糖になって甘いものを食べたくなり、血糖値スパイクが起こる……という事態に。
【5】甲状腺機能の低下
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、肝臓の糖代謝や筋肉での糖の取り込み、腸の動きなどを調整する重要なホルモン。女性ホルモンの影響を強く受けているため、閉経後に機能は低下し、それに伴い代謝が落ち、血糖値が上がりやすくなります。一方でインスリンの反応が悪くなって低血糖を起こしやすくもなり、血糖値は不安定に。
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