「ダルさ」「眠気」「集中力の低下」「ぽっちゃり体形」が気になる……。そんな状態には、血糖の状態が関わっているかもしれません。今回はそもそも血糖値とはなにか、そしてあらゆる不調を引き起こす血糖値スパイクについて、医師・小池雅美先生にお話を伺いました。
そもそも、〝血糖値〟とは?
血糖値=ブドウ糖の濃度。 ホルモンにより維持される
「血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のこと。ブドウ糖は、食事から摂った炭水化物が分解されてできるもので、脳や体を動かすための大切なエネルギー源です。血糖値は常に一定ではなく、健康な状態なら決まった範囲内で緩やかに上下しています。
食事をすると、炭水化物が消化・吸収されてブドウ糖となって血液中に入り、血糖値が上昇。すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、細胞に『糖を取り込みなさい』という信号を送ります。そして血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれ、エネルギーとして使われたり蓄えられたりすることで血糖値は下がります。
一方、血糖値が下がり過ぎると、体はエネルギー不足を防ぐため、コルチゾールやアドレナリンなどのホルモンを分泌。肝臓に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖に分解して血液中に放出させる命令を出し、血糖値を上げます。このように血糖値は、複数のホルモンの働きでバランスが保たれています」
インスリンは、血液中の糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる働きのあるホルモン。食後に血糖値が上がると膵臓から分泌されます。
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