「近ごろ、太りやすくなった」「病院に行くほどではないけど、なんとなくしんどい」「感情が安定しなくてつらい」そんな状態には、血糖の状態が関わっているかもしれません。血糖値を安定させる大切さと対策について、解説します。
素敵世代こそ、〝血糖値の安定〟が急務!
なぜ素敵世代が血糖値を安定させることが大事なのでしょうか? 医師の小池雅美先生に伺いました。
「血糖と聞くと糖尿病のイメージが強いですが、血糖値の乱れが引き起こす不調はそれにとどまりません。食べ過ぎていないのに太ってしまう、肩こりやめまい、夜中に目が覚める、食後や日中の眠気がつらい、集中力が続かない、だるさや疲労感なども、血糖値の乱れが原因で起こる症状です。
さらに、気分が落ち込みやすい、夜になると不安感が増す、些細なことでイライラするなどの感情の揺らぎにも、血糖値が関係しています。血糖値は自律神経と密接につながっているため、感情の揺らぎは自身の性格や意志の弱さの問題ではなく、体の状態が原因で起こっている場合も少なくありません。嫌なことがあったとき、血糖値が安定していたら、冷静に原因を探って対策を立てようとする心の余裕が生まれます。しかし乱れていれば、不安感が強くなって感情的になり、冷静に考えることができなくなってしまうでしょう」
素敵世代は特に“血糖値が不安定になりやすい年代”だと、小池先生は言います。
「素敵世代は、体の状態としても生活習慣としても、血糖値を乱しやすくする条件が重なっています。不調を解消するには、生活習慣、なかでも食習慣の改善が必要です。
素敵世代は『年だから仕方ない』『怒りっぽいのは性格だからなおらない』と諦めてしまいがちですが、それは間違い。60代になったら大切なのは、体を本来のリズムに戻して“自然に動ける体”を作ること。すなわち、血糖値を安定させ、体の土台を整えることです。そうすれば、気になっていた不調がやわらぎ、毎日がぐんと過ごしやすくなっていきますよ」
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