当時はあまり笑顔を求められなかったので、私には合ってたんでしょうね(甲田)
中川 読者は、20代のころからリアルタイムで甲田さんの活躍を見てきただろうから、甲田さんの人となりについても気になっている方が多いと思います。モデルデビューは資生堂の『花椿』の表紙ですよね。どんなきっかけだったんですか?
甲田 一般公募のモデルで表紙を飾る企画があって、『花椿』を読んでいた私の親が、「こういう企画があるよ」と教えてくれたんです。たまたま当時住んでいたアパートに大学の写真部の方がいて、モデルをしたことがあったので、その写真を送ったら受かって。その後仕事で一緒になったヘアメイクさんの紹介で『an・an』に出るようになりました。
中川 そこからモデルとして長く活躍することになって。
甲田 当時はあまり笑顔を求められなかったんですよ。そのままストンと立つのがいいとされる時代だったから、私には合ってたんでしょうね。でも、そんなにやる気があるタイプじゃなかったし、まわりはこんなに続くと思ってなかったんじゃないかな。ただ、(ヘア&メイクアップアーティストの)渡辺サブロオさんがいなかったら、続けていなかったかも。初めてメイクしてもらったとき、いつもとまったく違う自分になれて、「この人すごい!」って。サブロオさんが私のイメージを作ってくれたんです。モデルとしての自信なんてなかったけど、「サブロオさんが認めてくれるなら、私がやっていてもいいのかな」と励まされました。

チェック柄ダブルボタンジャケット¥171,600、同素材タイトスカート¥99,000 /ともにDAWEI(メゾン・ディセット)、白トレーナー¥9,900 /ベッド&ブレックファスト(グリード インターナショナル)、シャツ¥27,500 /トーマスメイソン(ロペ)、ミンクストール¥880,000/ブラミンク(ブラミンク トーキョー)、ゴールドの片耳ピアス各¥64,900/ともにマリア ブラック(マリア ブラック 表参道店)、パテントパンプス¥113,300 /セルジオ ロッシ(セルジオロッシ ジャパン カスタマーサービス)、M イニシャル シルバーリング¥96,800 /ザ レタリング(エスケーパーズアナザーワールド)、ソックス/スタイリスト私物
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甲田益也子
1960 年、北海道生まれ。1980 年、資生堂『花椿』誌表紙でモデルデビュー。雑誌『an・an』専属を経て、広告やファッション誌などで活躍。1985 年、ボーカル・作詞を担当する音楽ユニット「dip in the pool」がイギリスのラフトレードからレコードデビュー。2025 年には北海道、上海、東京、広州でライブを行う。俳優としての出演作に映画『ファンシイダンス』『白痴』『徒花』など。
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撮影・インタビュー/中川真人〔magNese〕スタイリスト/古牧ゆかり ヘア&メイク/ MICHIRU〔3 rd〕 文/工藤花衣
※素敵なあの人2026年2月号「フォトグラファー中川真人のまことのはなしVOL. 18」より
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