旬なスタイリストが提案し、黒田知永子さんが着こなす新しい大人世代の装い。隔月連載で素敵なケミストリーをお届けします。
今回は、スタイリスト菊地ゆかさんを迎え、素敵世代こそ取り入れてほしい「ビビッドカラー」をテーマにお話を伺いました。
80年代に夢中になったビビッドカラーをいま再び!
菊地さん(以下敬称略)約15年ぶりの再会、とても楽しみにしていました。
黒田さん(以下敬称略)ほんと、お互い業界歴の長さを感じますよね(笑)
菊地 今回、秋冬の装いについてなにをご提案しようか考えたとき、〝カラー〟が浮かびました。ルーズでカジュアルな服でも華やかに決まるビビッドカラーを、素敵世代こそもっと取り入れてほしいなと思って。
黒田 私も普段は黒が中心ですが、ときどき無性に色物を着たくなる衝動があって(笑)。ビビッドな色や柄物を選んで出かけたりします。デニムに合わせることが多いかな。
菊地 ニュアンスカラーの上品さも好きですが、ビビッドカラーにはまた違う〝ツヤっぽさ〟や〝女っぽさ〟、そして気分が上がるパワーがありますよね。実は秋冬こそ、濃い色を取り入れやすい季節でもあると思うんです。
黒田 わかります。秋冬の素材感だからこそ発色のよさをより楽しめる部分もありますよね。振り返ると、私たちの80年代ってビビッドカラーを日常的に着ていた世代。だからこそ、思っている以上に挑戦しやすいのかもしれない、といま改めて感じます。
菊地 確かに(笑)。あのころのワクワク感を、いまこそもう一度楽しみたいですね。80年代を知る素敵世代なら、もっと自由にビビッドカラーを取り入れられるはず。いつもの装いに足すだけでぐっと新鮮に見えるので、この冬ぜひ挑戦してみてほしいです。
ハードなデニムO N デニムはカラーの力を借りてまろやかに
カーディガン¥39,600/スローン(ザ ショップ スローン 神戸)、デニム¥31,900/ヤヌーク( カイタックインターナショナル)、メガネ¥42,900/アイヴァン( アイヴァン東京ギャラリー)、イヤーカフ¥49,500、チャーム¥38,500、チェーンブレスレット(大)¥198,000、チェーンブレスレット(小)¥187,000、リング¥1,870,000/すべてボン マジック、シャツ/スタイリスト私物
「ビビッドカラーを取り入れるとき、まず試しやすいのがデニム地との組み合わせ。たとえば、今回のようなグリーンカーディガンも、白シャツを合わせるとコントラストが強くて色だけ浮いて見えたり、老け見えにつながることも。その点、デニムシャツならトーンが揃って自然になじみ、旬のデニムONデニムも大人に似合うバランスで楽しめます」(菊地)
ヒール&ジャケットでカラースウェットをお出かけ仕様に
ジャケット¥242,000/アンダーカバー、トップス¥50,600、パンツ¥44,000/ともにUNDERCOVER×CHAMPION(アンダーカバー)、靴¥99,000/アンダーカバー、ピアス¥528,000、リング(大)¥468,000、リング(小)¥413,000/すべてA collection
「スポーティカジュアルの流行に乗って、スウェットで色を取り入れるのもおすすめ。カラースウェットは色展開が豊富で、自分に似合う色が見つけやすいのも魅力です。ただし、そのままだと部屋着見えすることも。きれいめなシューズやかっちりとしたジャケットなど、品のあるアイテムを加えて、クラスアップすることが着こなしの鍵です」(菊地)
心ときめくピンクはベージュを重ねて大人仕様にアップデート
コート¥198,000、ニット¥64,900、パンツ¥37,400/すべてジェイドット(ジェイドット自由が丘八雲店)、バッグ¥24,200、靴¥35,200/ともにEcco(エコーカスタマーサービス)、ピアス¥1,650,000/A collection
「世代を超えて気分を上げてくれるピンクですが、ひと目惚れして買ったものの、いざ着こなすとなると難しく感じる方も多いのではないでしょうか。そんなピンクも、秋冬ならベージュの分量を多めに合わせることで品よくまとまり、大人でも取り入れやすくなります。大好きだった折り紙ピンクもベージュの力を借りることで克服できるはず」(菊地)
秋冬カラーニットをモダンに仕上げる黒配色
ニット¥50,600、ニットスカート¥39,600/ともにNAKAGAMI、靴¥70,400/トリッペン(トリッペン原宿店)、ネックレス¥1,320,000/ボン マジック
「強い色を取り入れる際に、やわらかくまとまるグレーを合わせるのも素敵ですが、よりモダンに見せたいなら黒を合わせるのがおすすめです。黒が締め役になって色がパキッと引き立ち、コーデ全体がぐっと洗練されます。特に冬の装いにありがちな上下ニットのときは、黒を一点効かせるだけでニット特有の野暮ったさも払拭できますよ」(菊地)
Profile
モデル
黒田知永子さん
モデル。1961 年、東京都生まれ。雑誌『VERY』『STORY』『eclat』で初代カバーモデルを歴任。stand.fm『黒田知永子のchiko plus チャンネル』
は“5”のつく日に配信中。
Instagram:@kuroda_chieko
撮影/ササキヨシヒロ スタイリスト/菊地ゆか ヘア&メイクアップ/佐々木貞江 モデル/黒田知永子 文/鍋島まどか
※素敵なあの人2026年2月号「黒田知永子さんが着る『素敵なあの人の大人服』VOL.19」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
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