今月は、アイテムや色、素材ではなくパーツにスポットを当てたテーマ。
トグルボタンというとダッフルコートでよく見る動物の角のような形が思い浮びますがスタイリストの坂本久仁子さんがセレクトしたのはコーディネートにリズムを与えるアイキャッチになるような個性的なもの。
いつもとはちょっと違う雰囲気が醸せるトグルボタンつきアウターに、ぜひ注目してみて。
【今月のテーマ】トグルボタン
ショート丈コート¥495,000、パンツ¥217,800、中に着たタートルネックニット¥209,000/すべてチヴィディーニ(コロネット)、メガネ¥77,880/ハフマンス&ノイマイスター(コンティニュエ)、ピアス¥43,100、リング¥54,200/ともにトムウッド(トムウッド 青山店)、バッグ¥88,330/ホーガン(トッズ・ジャパン)、シューズ¥83,600/ネブローニ
2025年に別れを告げ、新たなる年を迎える年末年始は、忘年会や新年会、温泉旅行など楽しい予定が増える季節。
お出かけスタイルの主役になることが多いアウターについては、この連載でもコートの種類や色などさまざまな角度から取り上げてきましたが、今回は少しマニアックなパーツからインスピレーションを受け、ご紹介したいと考えました。
細部にまでこだわりが行き届いているアイテムに出合うと、心がときめき、愛着もひとしお。たとえば、冬アウターについているトグルボタンは、厚めの素材に負けない存在感のものが選ばれていることが多く、着目しているポイントのひとつです。トグルボタンというと、イギリス海軍が着用していたダッフルコートで採用されていることが多い水牛の角を模した形が主流ですが、この冬は金属や革で作られた装飾系がチャーミングに感じました。
上で着用したショート丈コートのトグルボタンは、バックルのないベルトのようなレザーループタイプ。前身ごろは光沢のあるやわらかい生地、衿とバックスタイルは希少価値が高いジーロンウールで切り替えられていて、展示会で拝見したときから気になる存在でした。
同素材のパンツもはき心地がよく、ラグジュアリーなリラクシーが叶うセットアップです。トグルボタンのベージュをバッグや靴にもリンクさせつつ、タートルネックニットのサイドラインでさりげないアクセントを加えてみました。
冬の重厚な素材に負けないひとひねりあるパーツで
おしゃれをより楽しく!
ブルゾン¥132,000/エルマンノ フィレンツェ、ニット¥132,000/ジェントリーポルトフィーノ(ともにウールン商会)、プリーツパンツ¥42,900/ロゥタス(ロゥタスカスタマーサービス)、ピアス(右)¥82,500、(左耳)¥62,700/ともにヒロタカ(ヒロタカ 表参道ヒルズ)、バッグ¥546,700 /モワナ(モワナ 伊勢丹新宿店)、シューズ¥135,300/トッズ(トッズ・ジャパン)
冬ならではのボアジャケットには、ひんやりとした空気にマッチするシルバーのトグルボタンが。つるんとした金属は、あたたかみのあるふわもこ素材の洗練スパイスになってくれます。レザー調の裏地で風を通しにくく、保温性も折り紙つき。コンパクトな形なので、トータルバランスが保ちやすいのも高ポイント。
ボリュームのあるシアーなプリーツパンツとなら、メリハリのあるコーディネートが満喫できます。ジャケットのブラック&ホワイトをインナーと小物にも取り入れ、潔い配色でまとめました。
小さくても、コーディネートにリズムを作ってくれるトグルボタン。このひとひねりあるパーツが、ワクワクする新しいおしゃれへと誘ってくれるはずです。
撮影/最上裕美子 スタイリスト&モデル/坂本久仁子 へア&メイク/高松由佳 文/三宅桃子
※素敵なあの人2026年2月号「スタイリスト坂本久仁子のおしゃれのかけひき」より
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