坂道や階段で「はぁ…はぁ…」と息が上がってしまうことが増えていませんか? もう年だから……運動不足だから……と放っておいてしまいがちですが、実はちょっとしたトレーニングで緩和することが可能です。まずは、その息切れが危険なものでないかチェック! チェックが入り、 気になる症状がある人は病院で検査を。
【対策】病気が隠れていないかチェック!自分の息切れを確認しよう
寝姿勢でも苦しい場合は病院で検査を
息切れは筋肉の衰えであると同時に、病気が隠れている場合もあります。
「日常生活においては、たとえばシャワーを浴びる際に、腕を上げた状態で、口から息をせずに髪の毛を洗うと息切れして辛いと感じるようなら、呼吸筋が衰えてきているサイン。そしてもうひとつ併せて知っておいてほしいのが、その苦しさによっては病気の可能性があるということです」
息切れはさまざまな病気のサインでもあるので次の表をチェックしましょう。「特に注意が必要なのは寝姿勢なのに息苦しさを感じるときです。病気の可能性が高く、あまりに苦しいようなら救急車を呼びましょう」
素敵世代が特に気をつけたい息切れ『心不全』
体が必要とする血液を十分に供給できない状態が心不全。素敵世代以降に急増しているので、注意が必要です。息切れ、動悸、胸痛、胸部不快感、手足のだるさ、夜間頻尿といった症状が出ます。
【特に注意!】横になっても息切れがある場合は、心不全の可能性があるので必ず病院へ。
呼吸トレーニングを習慣化しましょう
筋力の衰えによる息切れの症状自体は、簡単な呼吸トレーニングで軽減します。軽く息を吸って、ゆっくり息を吐ききり、自然と鼻から息が入っていくイメージです。信号や電車など待ち時間を利用してぜひトレーニングを習慣化しましょう。
イラスト/いなばゆみ 文/峯澤美絵
※素敵なあの人2024年10月号「坂道、階段、ランニング……素敵世代の活動を阻む〝 はぁ…はぁ…〟の正体とは!いますぐ始めたい!60代の「息切れ」対策」より
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