睡眠も大事。そのほかに歯や目のケアも忘れずに
「そのほかにも注目してほしいテーマがいくつかあります。まずは、睡眠。睡眠時間は7〜8時間を目安にとりましょう。脳の老廃物を排出するためには一定の睡眠時間が必要と考えられていて、短過ぎるとその排出が滞ってしまうためです。中途覚醒や寝つきの悪さなどが素敵世代に多い悩みですが、睡眠環境を見直すことで改善できます。
次に、オーラルケア。歯でしっかり嚙むことは、脳の成長因子の分泌を助け、認知症予防や高血圧、がんリスクの軽減にも関係していると言われます。また、歯周病は腸まで炎症を広げる可能性があることもわかってきています。健康な歯を残すために、定期検診や日々のケアを怠らないようにしましょう。
そして、アイケアも大切です。加齢とともにピント調整力が落ち、それによって目が疲れやすくなり、さらに脳の疲れへとつながります。対策としては、目元を温めて血流をよくする、簡単な脳トレを取り入れたりするなどがおすすめです。
全体を通して重要なのは、いかに不健康な習慣を減らして、健康的な習慣を増やせるか。スマホを見続けたり、ずっと座ってお菓子などを食べてばかりいたりするよりも、外に出て、適度な運動をして、栄養のある食事を摂ったほうが健康に決まっています。どうせ気晴らしをするなら健康的な方法で。それを念頭において、いまの生活習慣を見直してみてください」

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