「いくつになっても元気でいきいきと過ごしたい!」「まだまだおしゃれも趣味も楽しみたい!」そんな想いから、60代女性の読者のみなさまが日々取り入れている「体にいいもの」を大調査。実際に愛用している素敵読者からのコメントとともに、 支持を集めるヘルスケアアイテムを発表します。同世代の声から健やかな毎日を送るヒントが見つかるはず。 ぜひ、日々の健康習慣にお役立てください。
60代女性ならではの健康課題とその対策方法とは?
健康にまつわる悩みが多い素敵世代。60代女性が注目すべき健康テーマと取り組み方について、 専門家に聞きました。10年後、20年後も元気でいるためには、いまの生活習慣の見直しが鍵となります。
自立した生活を送るにはまず「筋肉」が肝
素敵世代の健康課題と対策について、医師の斎藤糧三先生にお話を伺いました。
「60代の健康維持のキーワードは“アンチフレイル”。つまり虚弱状態に陥るのを防ぎ、いつまでも自立して生活できる力を保とうということです。
その土台となるのが、筋肉。筋肉がしっかりしていれば、転倒や骨折のリスクを減らせます。活動的に過ごすことができ、認知機能の維持にもつながります。一度ケガをしたり入院したりしてしまうと、それによってさらに筋肉量が減る負の連鎖に。そうならないために、日ごろから“筋肉を減らさない生活習慣”を心がけてください。
筋肉を育てるには、やはりたんぱく質が欠かせません。1日3回の食事でバランスよく摂るのがポイントで、たんぱく質の吸収は量的限界があるため、一度にたくさん摂るのではなく“3食しっかり”が基本。たんぱく質を摂ったうえで、筋トレなどの運動に取り組むのが筋肉量アップへの近道です」
「骨」も、体の土台栄養と運動を意識して
「体の土台というと骨も大事な要素。特に閉経後の女性は、女性ホルモンの減少によって骨密度が急激に低下し、骨粗しょう症が進みやすくなります。転倒時の骨折を防ぐためにも、骨のケアは素敵世代には不可欠です。
効果的な対策としては、まずカルシウムやビタミンDを摂ること。そして、骨に適度な負荷をかけ、刺激を与えること。つまりしっかり体を動かすことです。いちばん簡単なものだと、やはり歩くことですね。適度な振動を与えることで、骨が強化されていきます」
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