物足りないと思ったらまずスキンケアの見直しを
さて、怖いのは、乾燥はエイジングのきっかけになること。例えば、肌が乾くと、細かいチリメンジワが増え、大ジワに進行することもあるというからご用心!
肌を潤わせようと思うと、化粧水だけを重視しがちですが……
「化粧水は水分なのでそれだけをつけても蒸発してしまいます。乳液、クリームで必ず蓋をして。加えて、バリア機能が弱まっていると、刺激に対する感受性が高くなります。汚れを落とすときは低刺激な洗顔料を使って、ゴシゴシとこすらず、洗う時間も短めにするよう心がけてください」
特に冬、スキンケアが合っていないと感じたら?
「いつものスキンケアを変えたり、マスクなどを品増やしたりして、より保湿に特化したお手入れに。とはいえ増やす際は、あくまで化粧水、乳液、クリームといった基本のケアをベースにしたうえで、スペシャルケアをプラスしましょう。乾きの原因になり得る糖化、炎症、酸化に配慮した製品を取り入れるのもいいと思います」
とにもかくにも保湿はスキンケアの基本のキ。なめらかでキメの整った肌を保つためにも、エイジングを防ぐためにも毎日きちんと実行!そして潤った美肌で春を迎えて。
\乾燥対策の/大人肌保湿ケアのPoint!
- 摩擦は厳禁!潤いを保つ洗顔料を しっかり泡立てこすらない
- 油分で蓋をする!化粧水+乳液・クリームは必須
- いつものケアに+α美容液やマスクを 1 品増やす
- 乾燥サイクルを阻止!糖化、酸化、炎症に アプローチする製品を使うのも手
- 乾燥する肌をどうする?ダメージを受けた肌に本当に必要なこと
教えてくれたのは

ポーラ化成工業株式会社
B.Aリサーチセンター長
大石貴矢さん
2014年入社、2023年からB.Aリサーチセンター長兼務。基礎研究を主導しながら、次のB.A製品に関する研究の全体感やB.A製品全般の主に肌理論や感性理論を思考している。手がけた製品は、今年の9月に発売となった7代目となるB.Aローション・ミルク・クリームをはじめ、B.AアイゾーンクリームやB.Aミルクフォームなど。
取材・文/入江信子
※素敵なあの人2026年1月号「大人の美容学第2弾 冬の肌乾燥の「原因」と「対策」を深堀り!」より
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