選び方の基本! 美容オイルはこの 3 タイプ
Type【1】ワックスエステル系オイル
皮脂の約25%を占めるワックスエステルは、20代をピークに減少。酸化しにくいのが特徴で、動物由来ではマッコウクジラやオレンジラフィ、植物由来ではホホバオイルに含まれます。肌のツヤとの関係も大きく、ワックスエステルより中性脂肪が多いとテカリに。逆にワックスエステルの比率が高いと、肌にツヤが生まれます。
Type【2】炭化水素系オイル
スクワレンは皮脂に約10%含まれる酸化しやすい成分。それに水素を加えて安定化させたのが「スクワラン」です。深海ザメから採れる動物由来やオリーブ・コメヌカ・サトウキビなどから採れる植物由来があり、乾燥しにくくミネラルオイルより肌なじみがよいため、化粧品の基剤として広く使われています。
Type【3】中性脂肪系オイル
アルガン、オリーブ、コメヌカ、ツバキ、ひまわり種子など、ワックスエステルや炭化水素以外のオイルはすべて「中性脂肪系」に分類されます。アルコールの一種であるグリセリンと脂肪酸が結合した物質で、脂肪酸の精製度によっては酸化しやすく、特にオメガ3系は酸化リスクが高いため注意が必要です。
教えてくれたのは

美容オイルコンシェルジュ・YUKIEさん
一般社団法人日本オイル美容協会代表理事。米国医学博士のもとでオイルを学んだ、日本人初のオイルセラピスト。テレビや雑誌などのメディア、セミナーでオイル美容の魅力や適切な選び方を指南する第一人者。
文/片岡えり
※素敵なあの人2025年12月号「60代からの”オイル美容”のすすめ」より
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