年末年始が間もなくやってきますね。帰省や旅行など家を空ける人が増えることから、長期休暇の時期には犯罪が発生しやすい時期。犯罪者は時に在宅時でも侵入してくることがあるため、「うちは旅行も帰省もしないから関係ない」と考えるのは危険です!今回はパナソニックが開催した防犯セミナーにて、防犯のプロである佐々木成三さんから最新の防犯対策について聞きました。
目次
犯罪の件数が減っているのに被害額は過去最高?!
佐々木成三さんは、元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。数々の重要事件で実績をあげており、現在は元刑事として防犯セミナーを開催したりテレビに出演したりと活躍しています。
佐々木さんによると、近年犯罪の件数自体は減っているものの被害額が過去最高金額となっているといいます。これは「犯罪の手口がかなり巧妙になり、1件での詐欺の平均被害額が大幅に増加した」ということ。
令和4年の特殊詐欺1件あたりの平均被害額は約260万円だったのに対し、令和7年の上半期の平均被害額は460万円とかなり上がっています。1つの詐欺に騙されてしまうと、大金を失ってしまう恐れが高いということですね。
特に犯罪組織は対策をしていない被害者と地域を特定し、狙ってくるといいます。「自分の身やお金を守るためには最新の犯罪手口を知り、自分で自分を守る必要がある」と佐々木さんは話します。
この記事のキーワード




