大人になってからの個人旅行は、なにかと億劫さや不安がつきもの。出張にコンサートにと、海外に旅慣れた地曳さんがスマートな旅を提案。スタイリストの地曳さんが向かったのは、大人のひとり旅に最適なシンガポール。今回は、『カトン地区』と『セントーサ島』それぞれの魅力を地曳さんのコメントとともにご紹介します。
女子旅に人気のフォトジェニックなエリア『カトン地区』
中国・マレー・ヨーロッパの文化がミックスされた「プラナカン文化」がいまも息づく地区。プラナカンとは15世紀に貿易商人としてやってきた外国人と現地の女性の間に生まれた子孫を示す言葉で、女性好みの可愛らしいパステルカラーの建築や陶器、ローカルグルメなど、独自のカルチャーに触れることができます。
- IKUKO’SCOMMENT
シンガポールにはマレーシアや中国などをミックスした「プラナカン」という独特の文化があります。「ニョニャ」と呼ばれる裕福な家庭のマダムの好みが衣食住すべてに表れ、中国に特注して作られたパステルの食器や、ドリス・バン・ノッテンのような手刺しゅうを凝らした衣装は南国ならではの上品で明るい趣。そんな歴史に触れられる博物館に興奮!野菜がたくさん摂れるプラナカン料理ビュッフェも美味でした。文化から食まで深く説明してくれたガイドのトーマスさんに感謝
レストラン「True Blue」
プラナカン博物館近くのレストラン「True Blue」はプラナカンの伝統的な家屋でローカルグルメを堪能できる。
プラナカン博物館
「プラナカン博物館」。
パステルカラーの美しい陶磁器や、かつてプラナカンの女性が愛用していた宝飾品・伝統工芸品などが展示されていて、豪華な暮らしぶりを知ることができる。
住所:39 Armenian Street
ショップ「金珠肉粽(キム・チュー・クエ・チャン)」
古きよきプラナカン文化を感じさせるショップ「金珠肉粽(キム・チュー・クエ・チャン)」。
マレー風ダシじゃこ「イカン・ビリス」はおかゆにトッピングすると美味。
美しい色合いの「ニョニャクエ」をはじめとした手作りの伝統菓子が並ぶ。2階でお茶することも可能。
住所:111 East Coast Rd
ホテルグランドパシフィックの「Sun'sCafé」
ホテルグランドパシフィックの「Sun'sCafé」では多彩なプラナカン料理をビュッフェで楽しめる。
ココナッツミルクがまろやかな麺料理「ラクサ」や、サクサクしたカップに切り干し大根やエビが入った前菜「クエ・パイ・ティ」が美味。
住所:101 Victoria Street













