東山ブルーと元宗の赤。日本画の色彩に魅了される
東山魁夷の「東山ブルー」、奥田元宗の「元宗の赤」と呼ばれる特徴的な色があります。画家のそれぞれの感性が宿っているそう。
特に、奥田元宗《奥入瀬(秋)》の赤は、実際の現地の紅葉には見られない色。奥入瀬では紅葉は「黄色」になるのです。作家の感性によって生み出された風景の赤なのだとか。《奥入瀬(秋)》は作品に近寄り見つめてみてくださいね。 顔料に含まれる鉱物が光を反射し、きらめくのが見えますよ。

東山魁夷《緑潤う》山種美術館

東山魁夷《年暮る》山種美術館