急に倒れたときのことについて考える
急時、身内にスムーズに連絡がつくようにしておく
「もし自分がひとりでいるときに倒れたら、と考えてみてください。運よくすぐに病院に運ばれたとして、家族やパートナーにきちんと連絡がいくでしょうか。いまは個人情報の取り扱いが厳しいため、連絡先を調べるだけでもひと苦労。そのうえ、電話がかかってきても、家のインターホンが鳴っても出ないという人が多いです。こんな時代だからこそ、緊急時にはそれが大事な人にちゃんと伝わるよう、対策しておかなければなりません」

緊急連絡先を第三者にわかるようにしておく
緊急時に重要なのは、第三者にすぐ緊急連絡先を伝えられること。家の中なら、緊急連絡先(氏名、間柄、電話番号など)を紙に書いて、冷蔵庫のドアなどの目につきやすい場所に貼っておくとよいでしょう。外出先なら、スマホにメモしておくか、緊急連絡先を登録しておくのもいいでしょう(下記参照)。
スマホに自分の医療情報を登録しておく

スマートフォンには、自身の緊急連絡先や医療情報(血液型、アレルギー、かかりつけの病院、使用中の薬など)を登録しておける機能があります。iPhoneなら「ヘルスケア」アプリ→「メディカルID」、Androidなら「設定」→「デバイス情報」→「緊急時情報」などで登録ができます。パスコードを入力しなくてもアクセスして情報を見ることができるため、救急隊員はまずここをチェックするそう。登録しておけば、緊急時でも、第三者にすぐ情報を知らせることができます。
教えてくれたのは

司法書士 太田垣章子さん
賃貸不動産経営管理士、合同会社あなたの隣り代表社員。賃貸トラブル解決や、「人生100
年時代における家族に頼らないおひとりさまの終活」支援に注力し、メディア出演や講演多数。著書に『あなたが独りで倒れて困ること30』(ポプラ社)など。
イラスト/鈴木衣津子 構成・文/平井薫子
※素敵なあの人2025年12月号「いまから備えておきたい 素敵世代の終活」より
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