腸から免疫機能を高める! 食べ合わせの科学
小腸へ有用菌を届ける
「プロバイオティクス」
乳酸菌などの善玉菌のことで、整調作用や免疫機能を活性化させる働きを持っています。食事からとれるのは主に乳酸菌で、発酵食品に多く含まれています。乳酸菌には小腸に棲みつく性質があるため、主に小腸が活躍の場となります。
大腸で有用菌を育てる
「プレバイオティクス」
プロバイオティクスの餌となる成分のこと。ビフィズス菌や酪酸産生菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖が代表的で、野菜や果物、海藻類、きのこ類などに多く含まれます。ビフィズス菌や酪酸産生菌は大腸に棲みつく性質があり、大腸で活躍します。
腸の働きを最大限に引き出す「シンバイオティクス」
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて用いることや、そのどちらをも含んだ食品を指します。善玉菌を増やしつつ餌を与えて働きを活性化させることで、小腸にも大腸にもアプローチでき、腸全体の環境が改善していきます。
取材・文/平井薫子
※素敵なあの人2024年10月号「免疫を鍛えて維持する食習慣」より
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